100歳は宝物 元気で長生きを~区長 100歳訪問

更新日:平成27年9月8日

濱野区長、100歳を迎えた平石さんを訪問
家族に囲まれて100歳を迎えた平石さんお祝いを喜ぶ平石さん家族と濱野区長と一緒に記念写真福栄会で記念品を贈呈福栄会であいさつする濱野区長お礼のあいさつをする100歳の金子さんお祝いを受けた皆さんギターに合わせて「ふるさと」を斉唱施設利用者も一緒に「ふるさと」を歌う
濱野区長は9月8日(火)、敬老の日を前に、100歳を迎えた平石イトさん宅と、福栄会の晴楓ホーム・東海ホームを訪問し、長寿をお祝いしました。

平石さんは、第一次世界大戦中の大正4年(1915年)、栃木県に生まれ、その後、品川区へ。昭和40年頃からは、大崎地区で理髪業を営む娘夫婦家族と同居、現在は娘婿である高島淳雄さんと一緒に暮らしています。

平石さんは100歳を迎え、耳が少し不自由になりましたが身体の悪いところはなく、好物は本マグロとカツオの刺身、そして納豆と卵だという元気さ。読書、とりわけ歴史物が好きで明け方まで読み更けることがあるとのこと。また、90歳を過ぎるまで町会の仲間と一緒にゲートボールを楽しんでいたそうです。高島さんが営む理髪店には、平石さんが制作した「ちぎり絵」が飾ってあります。高齢者作品展で金賞を受賞したほどの腕前です。今は毛糸でたわしを編むのが日課となっています。

近所に住む孫達も時々顔を見せ、仲良し家族に囲まれた優しいおばあちゃんといった印象です。孫が最年少で美容師日本一になったのが誇りで、店内にはトロフィーが飾ってありました。濱野区長の大ファンだという平石さん、区長の訪問を受けると聞いて前日は嬉しくて眠れなかったとのことです。

「おはようございます。100歳、おめでとうございます。お元気ですね」と、濱野区長が声を掛け、お祝いの品をお渡しすると、うなずいて笑顔を浮かべていました。高島さんと孫達を通じて、本や食べ物の話や若いころの平石さんの活躍に話が弾みました。

「100歳は宝物です。これからも元気で長生きしてください」と濱野区長が話すと、しっかりした口調で「ありがとうございます」と、平石さんはこたえました。最後に日課で編んでいる毛糸のたわしを濱野区長にプレゼント。「大切に使わせていただきます」とお礼を述べて訪問を終えました。

続いて、濱野区長は、「長寿 お祝いの会」が行われる福栄会(東品川3-1-8)を訪問。特別養護老人ホーム「晴楓ホーム」と軽費老人ホーム「東海ホーム」に居住する高齢者の長寿を祝いました。こちらには80歳以上の高齢者が27人、その内、100歳以上の方は7人います。

式典であいさつに立った濱野区長は「大正4年生まれの皆さんは、関東大震災や戦争を経験され、大変苦労をされました。戦後の復興を担った皆さんのご苦労、ご努力によって日本の繁栄や今日の平和があります。大変感謝しています」と、お祝いの言葉を述べ、合わせて品川区の福祉の中心として25周年を迎えた福栄会に感謝の意を伝えました。

福栄会居住者を代表して、100歳になる東海ホームの金子静枝さんは「本日はこのように“長寿 お祝いの会”を開催していただき、一同大変喜んでいます。私達が長生きできるのも、品川区の福祉、福栄会の皆さん、そして地域の皆さんのお陰だと思っています。これからも楽しく暮らして生きたいと思います」とお礼と感謝の気持ちを述べました。

式典後は、福栄会職員のギターの伴奏で、全員で大きな声で「ふるさと」を歌い、「長寿 お祝いの会」の幕を閉じました。

区内には、今年100歳を迎える方が68人、101歳以上の方が146人います。なお、最高齢は110歳の女性の方です。(平成27年8月21日現在)