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しながわ水族館で「アール・ブリュット展」開催

更新日:2015年11月26日

展示ブース入口
テープカット自身の作品と上野さん自身の作品と大森さん絵を見る来場者絵を見る子供たち作品に見入る子供たち
~品川区民の作家も出展 生(き)の芸術と魚たちの共演~

「アール・ブリュット展 in しながわ水族館」のオープニングセレモニーが9月16日(水)、しながわ水族館(勝島3-2-1)で開催されました。

フランス語で「生(き)のままの芸術」を意味する「アール・ブリュット」とは、障害の有無に関わらず、正規の美術教育を受けていない人たちが、独自の発想と方法によってつくり出した作品を表します。日本では、主に障害者福祉の分野から発掘されることが多く、作家には障害者が多く存在します。

同展示会は、9月16日(水)~10月12日(月)まで開催。国内外でアール・ブリュットの普及活動に取り組む社会福祉法人 愛成会の担当者によると、水族館での開催は日本初で、世界的にも珍しいことだといいます。

会場となるしながわ水族館の館内には、魚を題材とした作品を中心に、日本全国のアール・ブリュット作家10人による作品 約100点が各所に展示され、水族館とアートが織りなす幻想的な空間を楽しむことができます。

品川区民のアール・ブリュット作家、大森昭雄さん(72歳)と上野友和さん(39歳)も作品を出展。知的障害のある大森さんは、社会福祉法人 品川総合福祉センターの「サンかもめ」(八潮5-10-27)に通いながら、作業所や自宅で創作を行っています。施設で制作される作品はカラフルなものが多く、創作活動は、施設スタッフとの会話を楽しむ時間にもつながっているそうです。同じく知的障害があり、社会福祉法人福栄会 区立西大井福祉園(西大井5-7-24)に通う上野さんは、換気扇のプロペラがお気に入り。展示会場にも細部まで丁寧に描かれた扇風機の絵などが展示されています。

同展示会のほか、品川区では、障害者の芸術活動支援にも取り組んでいます。区立心身障害者福祉会館(旗の台5-2-2)、区立西大井福祉園(西大井5-7-24)、区立発達障害者支援施設「ぷらーす」(上大崎1-20-12)の3施設に、毎月1回程度アートディレクターを派遣し、作家の発掘、創作活動の環境設定、施設職員へのアドバイスなどを実施しています。今後も福祉分野に限らず、障害者が、地域で当たり前に暮らすことができるように、誰もが相互に人格と個性を尊重しあい、人々の多様なあり方を認め合える「全員参加型の地域社会」の実現を目指し、様々な施策に取り組んでいきます。