児童も一緒になって植え付け 五反田駅前広場を彩るパンジー

更新日:平成27年11月25日

植え替えを終えて伊与田会長と日野学園児童
植え替え前に説明を受ける児童パンジーを受け取る児童植え方の指導を受ける花壇を耕すきれいにする会の皆さん花壇を耕す児童会員の指導で花壇を耕す児童パンジーを手に植え込みパンジーを鉢から出して植え込みへパンジーを植え込む
「五反田駅前をきれいにする会」と区立日野学園5年生が、11月25日、五反田駅東口駅前広場の花壇に、冬から春にかけて楽しめる花、パンジー、ビオラ、ローズマリーの植え付けを行いました。

「五反田駅前をきれいにする会」(伊与田正志会長)は、駅周辺の6町会(五反田一丁目町会・東五反田みづほ町会・五反田中部町会・五反田東口町会・島津山自生会・五反田睦町会)、1商店会(五反田駅前商店会)、3つの学校(日野学園・第三日野小学校・清泉女子大学)が構成員となって平成18年に発足したもので、五反田駅東口を中心に道路の清掃や花壇の手入れなどの緑化活動を行っています。

五反田駅はJR山手線、東急池上線、都営地下鉄浅草線が乗り入れ、一日に40万人から50万人が乗り降りするターミナル駅です。駅前花壇には四季を通じて季節の花が咲き、通り過ぎる人の目を楽しませています。これも、「五反田駅前をきれいにする会」の会員の皆さんが日ごろから雑草取りや水やりなど、丹精を込めて手入れをしているためです。

この日は、会員と日野学園5年生、そしてJR五反田駅員も一緒になって、冬から春にかけて楽しめる花への植え替えを行いました。最初に会員が日野学園児童に植え付けの注意事項を説明してから作業に入りました。「穴の深さはこの位がいいです」「しっかりと根の周りに手で土を入れるのです」と身振り手振りを交えての指導を受けて、児童たちは植え付けを行っていました。一方でこれから植える花壇の雑草取りや土起こしも体験しました。

突然、「虫、虫!」と、女子児童の大きな声が聞こえました。よくみると、虫はミミズ。都会育ちの子どもには、ミミズも新鮮に感じるのでしょうか。最初はぎごちない手つきでしたが、次第に手慣れてきて駅前花壇を花でいっぱいにしました。

植え付けを終えて、児童の野口修吾さんは「地域の人達との交流は初めての経験でした。交流することは楽しいことだと思いました」。小林日南野さんは「今日の活動が、次の日野学園の行事につながればいいと思います」と話していました。

伊与田会長は、「通りすがりの人から ”花がきれいですね”とか”いつも楽しませていただいています。ありがとうございます”と言われるとうれしくなります」「地域の皆さんの協力で、五反田駅周辺をきれいにすることができています。これからも続けていきたいです。来年は会創立10年になります。節目の年に何か記念になることを、と考えています」と話してくださいました。