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戸越公園でクロマツの木の「こもはずし」

更新日:2016年2月26日

こもをはずす様子
はずしたこもの中を調べる文庫の森でのこもはずしこもの中に越冬していたマツケムシ
区立戸越公園で2月26日(金)、クロマツの木の「菰(こも)はずし」が行われました。

菰はずしは、立冬の頃に松の木に巻きつけておいたわらを、虫が動き出す啓蟄(けいちつ)の頃に取り外し、中に入っていた害虫を駆除する作業です。啓蟄は、土の中で冬ごもりをしていた虫が、暖かさに誘われて穴から出てくる頃という二十四節気の一つです。この日に行う恒例行事が、菰はずしです。本年の啓蟄は3月5日ですが、暖冬傾向のため、動植物の動きを観察して本日行いました。

戸越公園では、昨年11月5日に公園内にある37本のクロマツの木に菰巻きを行いました。虫は冬の間、寒さを避けようとわらの中に入り越冬するのです。

菰巻きから4カ月。本日、菰はずしを行いました。虫が動き出すにはちょっと肌寒い陽気でしたが、陽は春を感じるものでした。わらの中には、松の葉を食べるマツカレハの幼虫マツケムシなどが越冬していたのが見られました。菰をはずした後の松の幹にも害虫が隠れていないか慎重に調べ、取り出しました。

すべてのクロマツで菰をはずした後、マツケムシを食す益虫のヤニサシガメなどは木に戻し、害虫だけをわらと一緒に焼却、駆除しました。

この日は、戸越公園に隣接する文庫の森(豊町1-16)でも、園内にあるアカマツなどマツ科の樹木9本の菰はずしも行われました。

菰はずしが終わると、間近に迫った春の気配が感じられるようになります。

(戸越公園)
住所:品川区豊町2-1
面積:18,255平方メートル
開園時間:終日開園(無休)
入園料:無料
特徴:肥後の国熊本藩藩主細川家の下屋敷跡を公園として整備。池を中心とした回遊式庭園で、大名式庭園の面影を残す区民の憩いの場になっています。
電話:03-3782-8819
交通機関:東急大井町線戸越公園駅徒歩7分