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平成28年度 認知症講演会「認知症とともに歩む~わたしの向き合い方~」

更新日:2016年10月3日

副区長挨拶
第一部の講演会第一部の講師漫画家岡野さん
認知症講演会「認知症とともに歩む~わたしの向き合い方~」が平成28年10月1日(土)、荏原文化センター(中延1-9-15)で開催されました。

 国際アルツハイマー病協会(ADI)は、1994年に「9月21日」を「世界アルツハイマーデー」と制定し、また、2012年からは「9月」を「世界アルツハイマー月間」として、認知症への理解をすすめ、本人や家族への施策を充実させるため、世界各国で啓発活動を行っています。品川区でも、毎年この時期に合わせて、認知症講演会を実施しています。

 講演に先立ち中川原副区長は、区の認知症対策として“認知症の予防”“発症後のケアの充実”“支える地域の仕組みづくり”の3つのポイントや“くるみぷらん”について紹介し、「認知症について、一人一人が自分のこととして考え、備える時代です。この講演会を、自分、家族、知人が認知症になったらどうするのか、改めて考えるきっかけにしてください」とあいさつしました。

 第1部では、日本認知症ワーキンググループ共同代表の佐藤雅彦さんと同グループパートナーで認知症介護研究・研修東京センターの永田久美子さんを講師に招き、「認知症の私からのメッセージ~いい一日、いい地域を一緒につくろう~」をテーマにした講演会が開催されました。佐藤さんは、11年前にアルツハイマー病と診断されました。当時は正しい情報が少なく、迷惑をかけまいと自ら仕事もやめ、徐々に希望を失っていったそうです。当時を振り返り、できないことに目を向けるのではなく、できないことはできないと割り切って、楽しいことに目を向けることが大切だと訴えました。今では、絵やピアノなど、新しいことにもチャレンジしているそうです。

 第2部では、認知症になった母親をモデルとした漫画「ペコロスの母」シリーズで有名な漫画家 岡野雄一さんによる講演「ペコロスの母がくれた豊かな時間」が行われました。岡野さんは、母 光江さんを故郷長崎で介護した経験を、ユーモアを交えながら紹介。映像で、岡野さんのペコロス(玉ねぎ)頭を風船のようにパチパチたたく光江さんと、手の動きに合わせて頭を動かす岡野さんの姿が流れると、何気ない日常のやり取りに会場内には笑いと温かい時間が流れました。認知症がたとえ物事を忘れていくことだとしても、大事なのは「生きとかんば!」(長崎弁で「生きてなきゃだめ!」)であると、岡野さんと光江さんからの力強いメッセージが届けられました。