品川区・ジュネーヴ市友好憲章締結25周年記念 公式訪問団派遣

更新日:平成28年10月6日

記念撮影
署名区長あいさつ梵鐘記念式典ボタニカルガーデン国連本部市庁舎と区旗
品川区・ジュネーヴ市友好憲章25周年記念と友好憲章のコミュニケ(再確認書)署名のために、濱野区長はじめ関係者11名が平成28年9月15日(木)~9月20日(火)、スイス国ジュネーヴ市を訪問しました。

 品川区とジュネーヴ市は、1991(平成3)年に友好憲章を交わし、以後、互いに隔年で青少年ホームステイ派遣、5年ごとにコミュニケの取り交わしを行っていますが、品川区から公式訪問団が派遣されたのは、じつに20年ぶりのことです。

 公式訪問団がジュネーヴ空港に到着すると、ジュネーヴ市のバラゾン市長らが出迎え、20年ぶりの訪問を歓迎してくれました。訪問団は、友好憲章のコミュニケへの署名、サン・ピエール大聖堂での合同礼拝、アリアナ美術館での梵鐘(ぼんしょう)記念式典などに参加。コミュニケへの署名の際、バラゾン市長は「長年の友情を再確認し、文化・芸術・学術での取り組みを進めていきましょう」と話し、濱野区長と固く握手しました。

 歓迎会や懇親会では、品川寺(ほんせんじ)の仲田順和座主、バラゾン市長、ラチオン副議長、ジュネーヴ・品川友好協会会員、在ジュネーヴ国際機関日本国政府代表部の嘉治美大使、青木公使、久保田領事、ジュネーヴ市関係者やアリアナ美術館関係者と交流を温め、市内の視察などを通し、今後の交流や両区市の将来についての意見交換を行いました。

 また、世界第3位の植物採集収集量を誇るボタニカルガーデンでは、研究者から説明を受けながら未公開の貴重な資料を見学したり、国際連合の欧州本部や赤十字博物館を訪れたりと、限られた滞在期間中、数多くの視察を行い、その行く先々でジュネーヴ市民との交流を深めました。

 10月18日(火)には、バラゾン市長が来日し、品川区を訪問する予定です。

【品川区とジュネーヴ市】

 品川区とジュネーヴ市は品川寺の梵鐘を契機に交流が始まりました。品川寺の梵鐘は1867年のパリ万博のために出品した際に行方不明になり、のちにジュネーヴのアリアナ美術館で発見され、1930年に品川寺に返還されました。その後、1964年の東京五輪の際にはスイスの選手団が品川寺を訪れるなどの交流を深め、1990年に品川寺からアリアナ美術館へ新たな梵鐘を贈り、翌年、品川区とジュネーヴで友好憲章が締結されました。