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鮫浜小学校で伝統工芸ふれあい教室“表具”

更新日:2016年10月18日

市松模様の説明をする佐野講師
掛け軸のパーツを確認する児童たちびょうぶの接合箇所を確認接着時に使うはけを観察パネル額づくりスタートのりのばしに挑戦出来上がったパネル額を見つめる児童
鮫浜小学校(東大井2-10-14)5年生20人が平成28年10月17日(月)、伝統工芸ふれあい教室で“表具(ひょうぐ)”を体験しました。

 表具とは、布や紙などを張ることによって仕立てられた巻物、掛け軸、びょうぶ、ふすま、ついたて、額、画帖などをいい、表具師で品川区伝統工芸保存会の佐野文夫さんが講師を務めました。

 はじめに佐野さんは、表具について掛け軸やびょうぶに使われているパーツを児童たちに見せながら説明。掛け軸に使われる生地は、巻きやすくするために横糸に比べると縦糸が細くなっていることや、びょうぶの接合部分は和紙をS(エス)字にしてとめることで前後どちらでも開閉することができるなど、昔の人の創意工夫がすごかったことを児童たちに話しました。
 また、2020年東京五輪・パラリンピックエンブレムにも使われている市松模様は、二色の正方形を交互に配した模様で、ふすまの柄としても使われることがあるなど伝統工芸が身近に感じられるようなエピソードを話し、児童たちの興味を集めていました。

 児童たちは、表具について学んだあとパネル額づくりに挑戦。木製パネルと和紙を接着するため、でんぷんのりを水で伸ばす工程から体験しました。初めはうまく混ざり合わせることができませんでしたが、講師の教えのとおりに“はけ”についたのりを押し出すように混ぜると滑らかなのりが完成。そののりを使って木製パネルと和紙を接着すると、モミジ模様のかわいらしい額が出来上がりました。

 授業を受けた増山さんは「わかりやすい説明で、表具の事がよくわかりました。パネル額づくりでは和紙を織り込んで接着するところが難しかったけれど楽しかったです」と話し、出来上がったばかりのパネル額を満足そうに見せてくれました。