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上神明小学校で伝統工芸ふれあい教室「東京桐箪笥」

更新日:2016年10月21日

林正次さんによる伝統工芸ふれあい教室「東京桐箪笥」
桐箪笥の説明をする林正次さん児童が作った桐ペン立てに手を入れる林さん林英知さんもペン立て作製の指導真剣な眼差しでペン立てを組み立てる協力してペン立てを組み立てるカナヅチで釘を打つ真剣に合わせを見る真剣な眼差し林さんも心配そうに見つめる合わせ目は大丈夫かな協力してペン立てを完成させる桐の重さを体験する
上神明小学校(二葉4-410)4年生22人が、平成28年10月21日(金)、「伝統工芸ふれあい教室」で東京桐箪笥(きりたんす)を学び、実技で全員が桐製のペン立てを作製しました。
 伝統工芸ふれあい教室は、区内の小学校高学年を対象に、品川区伝統工芸保存会の会員が伝統工芸の実演を行うとともに、参加者に道具を使った手作りを体験してもらい、伝統の技の大切さを知ってもらうことを目的に毎年区内の8小学校で実施しています。

 この日、講師を務めたのは、品川区伝統工芸保存会の会員で、「東京桐箪笥」を製作している、林正次さんと林英知さんの親子です。最初、教室に持ち込んだ桐箪笥を前に、林さんは、伝統工芸品の良さを紹介しました。
 続いて、ペン立てを製作する実技の時間です。用意された桐製の5枚のパーツを接着剤と釘を使い組み立て、最後に紙やすりで仕上げるという作業工程です。最初は組み立て方法が分からない子どもも、隣の友達から教わったり、協力したりして作業を進めていきました。皆、真剣な眼差しです。紙やすり仕上げの前には、林さん親子による全てのペン立てのチェックです。カンナを使い合わせ目の段差を解消する等、プロが少し手を入れるだけで見違えるような作品になりました。その後、紙やすりで角を削り、柾目に合わせて磨くと作品の完成です。

 全員が仕上がったところで、林さんから、「皆さん4年生にしては大変よく出来ました。皆さん将来性がありますね。せっかく作ったものですから、大事に使ってください」との講評がありました。

 質問の時間では、「箪笥を一つ作るのに、何日位かかりますか」「箪笥作りを始めた理由は何ですか」「箪笥作りを途中で止めようとは思いませんでしたか」等、子どもたちからの質問に林さんは誠意をもって答えていました。
 また、「この箪笥はいくら位ですか」との質問には「20万円位」と答えたうえで、林さんは「品物には安かろう悪かろうがあります。一概に値段だけで判断できません。値段の高いものは、それなりにすごくいいもので、100年、200年と長持ちします。値段だけで判断しないで、品物の本当の良さを見てください」と結びました。

 仕上がったペン立てを手にして児童たちは「思ったより難しくなく、楽しかった」「最後に紙やすりで仕上げたらきれいになりました。大切に使っていきたいと思います」との感想を話していました。