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喜多能楽堂で「古典の日記念 品川能楽観賞会~清経~」開催

更新日:2016年11月11日

能の解説
清経の妻清経剣を振りおろす清経
品川能楽観賞会が平成28年11月5日(土)、十四世喜多六平太記念能楽堂(喜多能楽堂、上大崎4-6-9)で開催されました。

 品川能楽観賞会は、平成24年に11月1日が「古典の日」に制定されたことを受け、区民をはじめ多くの人に能楽に親しんでもらうと(公財)十四世六平太記念財団が主催しています。平成26年の「葵上(あおいのうえ)」、27年の「殺生石 女体」に続き、3回目となった今年は、品川区民芸術祭2016の協賛事業として、平家物語を題材とする名曲「清経(きよつね)」が上演されました。

 上演に先立って、喜多流能楽師が能楽の楽しみ方について解説しました。能の舞台は背景に「鏡松(かがみまつ)」が描かれているのみで大掛かりな舞台装置がなく、季節や情景は鑑賞する人が想像しながら、舞、囃子(はやし)、謡(うたい)が1つになって作り上げられていることを分かりやすく紹介。小鼓(こつづみ)の紹介では、桜の木でできた“胴”、馬の皮を縫い付けた“表革”と“裏革”、麻でできた“調緒(しらべお)”にそれぞれ分解して解説しました。“装束”と“面(おもて)”の説明では、実際に舞台で着付けをしたり、“面”の角度を変えることで変化する表情を実演したり、初めて能楽を鑑賞する人にも分かりやすいように工夫されていました。

 その後「清経」の上演が終わると、客席からは「すばらしかった」という感想が聞かれるなど、鑑賞した人たちは日本の古典芸能の世界に魅了された様子でした。

写真:前島写真店 撮影