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職員研修「ユニバーサルデザイン・おたがいさま運動」を実施

更新日:2016年11月22日

二人一組となって窓口対応研修
講師 松本さんの講演会聴導犬の大切さ視覚障害の疑似体験車いす操作体験
区は平成28年11月15日(火)、職員を対象にした研修「ユニバーサルデザイン・おたがいさま運動」を実施し、約30人の職員が受講しました。

 「おたがいさま運動」とは、だれもが普通に暮らせるまちづくりを目指して、困っている人がいたら助ける、困ったときは助けてと言える「支えあいのまちづくり」を推進する運動です。今回、職員が運動の趣旨を理解し、親切・丁寧な区民対応に生かすことを目的に行われました。

 はじめに、今年4月「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」の施行を受けて制定した庁内の統一ルールや、区民対応の際、障害の部位ごとに留意するポイントなどを学びました。

 続いて、成人してから聴力を失い、現在、聴導犬と暮らしている松本江理さんを講師に招き講演会を開催しました。
 松本さんは「聴力を失った方は、自然に耳に入ってくる音がわからず、常に緊張を強いられています。家のチャイムが聞こえないため、宅配便の配達指定時間帯はずっと玄関前で待っています。また、津波や火災の時、外からドアをたたいて危険を知らされても気づかずに取り残され、命を落とした方も多い」と話し、職員は心を揺さぶられていました。
 また、松本さんは「聴導犬は、音を飼い主に代わって聞き分け、教えてくれる心強いパートナー。赤ちゃんの泣き声を聴導犬が教えてくれたお陰で、3人の子どもを育てることができました。夫より頼りになるかも」と話し、受講生の笑いをさそう場面も。
 職員は、外観だけでは聴覚障害があることがわかりにくいため、聴導犬を連れていれば周囲に理解してもらえるということも知りました。しかし、現在、その聴導犬の数は全国にわずか64頭のみ。松本さんは「職員の皆さんにも聴導犬をはじめ介助犬の役割の大切さを知って、広めてほしい」とし、講演会を結びました。
 
 最後に、職員はアイマスクや特殊サポーターなどを身につけ、視覚障害者や高齢者の疑似体験や、二人一組となって車いす操作を体験。受講生からは「高齢者がこれほど細かい字が読めないと思わなかった」「手を引かれて階段を上っても、あとどれ位あるかわからず怖かった」「車いすは結構段差で響くとわかった」「この体験を窓口対応に生かしたい」など感想が聞かれ、有意義な研修となりました。