ブラインドサッカー日本代表強化指定選手が荏原第六中学校のグラウンドで練習

更新日:平成29年2月7日

練習の様子 シュートを打つ瞬間
練習準備 ゴールを設置練習前のウオーミングアップ実践練習 1オン1練習会場の荏原第六中学校グラウンド体験授業 ブラインドサッカーを紹介体験授業 講師を務めた川村選手
ブラインドサッカー日本代表強化指定選手が平成29年2月7日(火)、区立荏原第六中学校(小山5-20-19)で練習を行いました。

 品川区はこれまで、パラリンピック競技であるブラインドサッカーを通して障害者スポーツの振興、障害理解の促進を図るため、区内団体を対象にブラインドサッカー出前体験教室や講演会を実施。昨年4月には、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(釜本美佐子代表理事)とパートナーシップ協定を締結し、ブラインドサッカーを応援しています。その一環として、同校のグラウンドを日本代表強化指定選手の練習場として提供しています。

 練習は、昨年8月から定期的に開催されており、現在は火曜と遠征のない土曜の週2回、午後7時から練習しています。寒空の下、ブラインドサッカー日本代表キャプテンの川村怜選手をはじめとする5人の代表選手が集まりました。ウオーミングアップで体を温めると、続いてドリブルやシュートなどの基本的な動作でボールの感覚を念入りに確認。その後、選手たちは、“1オン1”や“2オン2”など、実践を模した練習を行って約120分の練習を終えました。

 同協会事務局の織部梨花さんは「選手たちは仕事の後に練習をするので、夜間に使える施設を貸していただいてありがたいです。また、視覚障害者の長距離の移動は負担が大きいので、駅から近い荏原第六中学校はブラインドサッカーの練習場に最適です」と笑顔で話してくれました。

 また、ブラインドサッカー体験授業が2月8日(水)、同校7・8年生の児童を対象に行われました。

 これはオリンピック・パラリンピック教育の一環として、児童がパラリンピック種目を学び、そして実際に体験することで、オリンピック・パラリンピックに関心をもち、積極的にかかわる態度を身につけるのが目的です。7日(火)、練習に汗を流したブラインドサッカー日本代表キャプテンの川村怜選手が講師を務め、ブラインドサッカーのデモンストレーションを披露するなど、生徒との交流を深めていました。

 品川区は、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、区内開催競技のビーチバレーボールとホッケーを始め、ブラインドサッカーなど障害者スポーツを応援していきます。