平成29年6月15日(木）、区立「ねむの木の庭」（東五反田5-19）でネムノキの花が八分咲きとなり見ごろを迎えました。

　ネムノキは、マメ科の落葉小高木で、小さな羽ぼうきを広げたような形をしている花は、淡紅色のおしべが長く美しい。6～7月が開花期で、夏の季語となっています。花は、今月いっぱい楽しめます。

　花と樹木が好きで各地を巡っているという八王子在住の女性は、「ネムノキの花は初めて見ます。なんて、楚々（そそ）とした花でしょう」と、ネムノキの花の愛らしさに感じいった様子で落花を手にしていました。

「ねむの木の庭」は、皇后美智子さまのご実家があった正田邸跡地に、平成16年（2004年）に開園した区立公園。園の名称は、美智子さまが高校生時代に作詞した「ねむの木の子守歌」から名づけたもの。園内にはネムノキをはじめとして、美智子さまゆかりのシラカバ、バラの一品種「プリンセスミチコ」や、天皇皇后両陛下の傘寿のお祝いに植樹したタラヨウの木などが植えられ、四季を通じて様々な花や草木が楽しめる憩い場として、区民に親しまれています。

【ねむの木の庭】品川区東五反田5-19　
　
開園時間 : 午前9時～午後5時
交通機関 : JR・東急池上線・都営地下鉄浅草線「五反田」駅から徒歩10分
入園 : 無料