「交通の発展とともに歩んだ品川の歴史」展

更新日:平成29年6月15日

会場風景
展示された写真を鑑賞するペーパージオラマコーナー駅から図書館へ おさんぽMAP
品川区制70周年記念事業の一環「交通の発展とともに歩んだ 品川の歴史」と題した特別展示を、平成29年6月15日(木)から7月12日(水)まで、品川区役所で開催しています。

 品川は古代から交易の拠点として栄えてきました。歴史のひもを解くと、東京湾品川湊から武蔵国府(府中)へと続いた「品川道」、江戸時代には“徳川道”として物資の輸送路として大きな役割を担ってきた「中原街道」、さらに、目黒川は水運によって日本工業の発祥の地に欠くことができませんでした。

 現在、品川区内には、JR、東京急行、京浜急行、都営地下鉄、りんかい線、モノレール等の14路線が走り、延べ40の駅があり、交通の要衝となっています。また、大井埠頭には東京国際コンテナターミナルもあり、羽田空港や新幹線品川駅も近く、品川は国際都市東京の表玄関となっています。

 特別展示では、このような「交通の発展とともに歩んだ品川」を、写真や模型で分かりやすく展示しています。

 写真は、しながわWEB写真館と東急電鉄所蔵写真から「品川区70年の歩み」や「池上線・大井町線90年の歩み」を紹介。昭和29(1954)年撮影の「大井町駅前」(WEB写真館)や昭和30(1955)年撮影の「大井町線 大井町駅」(東急電鉄)では、駅舎だけでなく、道行く人々の服装から当時の世相をしのぶことができます。また、区内にある4大学(星薬科大学、立正大学、清泉女子大学、昭和大学)提供の写真からは、古の校舎等、歴史的な一こまも見られます。
 また、都立大崎高校ペーパージオラマ部の「紙で再現!春の東急池上線 五反田駅」と青稜中学校・高等学校鉄道自動車部の「The Oimachi ~商店街の名は。~」の2点の精巧なペーパージオラマも展示され、じっくり観察する人も見られました。

【交通の発展とともに歩んだ 品川の歴史】
会期:平成29年6月15日(木)~7月12日(水) ※土・日曜日は閉庁日
   午前8時30分~午後5時15分
会場:品川区役所第二庁舎(防災センター)3階ロビー

 なお、今回の特別展示をはじめとして、記念講演会「歴史から見た品川の魅力」「大井町線・池上線90年の歩みと東急電鉄の地域での取組」や沿線7ヶ所の図書館による電車や町に関する資料のリレー展示とスタンプラリー等の行事を予定していますので、詳しくは品川図書館のホームページをご覧ください。