認知症講演会「認知症とともに歩む~わたしは一人じゃない~」

更新日:平成29年9月4日

杉山孝博講師による講演会
中川原副区長とキャラ「くるみ」ちゃん講演する杉山孝博講師6人の専門職による座談会
認知症講演会「認知症とともに歩む~わたしは一人じゃない~」を平成29年9月2日(土)、荏原文化センター(中延1-9-15)で開催し約350人が参加しました。
 
 講演前にあいさつに立った中川原副区長は、4月から配布を開始した小冊子「品川“くるみ”認知症ガイド」を紹介。ガイドの表紙にも登場する、認知症の人と家族をささえるために活動する普及啓発キャラクター「くるみ」ちゃんが登壇すると、参加者から温かい拍手で迎えられました。

 第1部は、川崎幸クリニック院長 杉山孝博氏による講演「認知症への理解を深めよう~認知症になっても安心して暮らせる地域をめざして~」。認知症による言動や行動を「認知症をよく理解するための9大法則・1原則」にまとめて紹介すると、参加者はしきりにメモを取っていました。
 
 第2部は、品川区内で活動する医療と福祉の専門職6人による「今から知っておきたい品川“ぐるみ”の地域資源」と題した座談会で、コーディネーターを南大井第二在宅介護支援センター 横尾豊氏が務め、認知症疾患医療センター荏原中延クリニック 酒井隆、品川薬剤師会南大井薬局 荻野哲也、荏原歯科医師会鈴木歯科クリニック 鈴木治仁、ライフケアーサービスセンター 前田美鈴、月見橋在宅サービスセンター 山田祥靖の各氏が、認知症になってからの生活を支えるために、品川区内ではどのように認知症に関わる専門職が連携し支援しているかについて、それぞれの立場から話がされました。
 認知症になっても安心して住み続けられるまちづくりに、「まちぐるみ、地域ぐるみ、品川ぐるみ」で取り組んでいる様子が紹介され、参加者が「わたしは一人じゃない」と感じられるメッセージが壇上から送られました。