NPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワークと災害時の簡易間仕切り供給の協定を締結

更新日:平成29年10月25日

記念撮影
あいさつする坂 代表理事「簡易間仕切り」と「段ボール製のベッド」あいさつする濱野区長段ボール製のベッド段ボール製ベッドの座り心地を確認する濱野区長簡易間仕切り
品川区は平成29年10月25日(水)、特定非営利活動法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワークと災害時等における簡易間仕切り等の供給に関する協定を締結し、調印式を行いました。

 大規模災害時における慣れない避難所生活では、“プライバシーの確保が難しい”“身体への負担が大きく十分な睡眠をとりにくい”などの課題があります。このため、区は同協定の締結を通じ、災害時に同法人から「簡易間仕切り」「段ボール製のベッド」の供給を受け、避難所生活者の環境改善を図ります。

 同法人の代表を務める建築家の坂 茂(ばん しげる)さんが29年2月に開催された特別区区長会における簡易間仕切りの紹介をきっかけに、今回の協定締結の運びとなりました。

 調印式では、濱野区長が「避難所生活でプライバシーの保護や、エコノミークラス症候群の防止など、いざという時に、区民が安心して避難所で生活を送れる環境を整備できました」とあいさつ。また、坂代表理事は「提供することとなりました間仕切りとベッドは、過去に起こった震災時から改良を重ねてきたものです。今後も他の自治体にも提供できるよう活動していきたい」と抱負を語りました。

 また、この日、「簡易間仕切り」と「段ボール製のベッド」の実物を式典会場に展示。それぞれの特長等を坂代表理事から説明を受けた濱野区長は、実際に段ボール製のベッドに寝たり座ったりし「造りがしっかりしている」と感想を話しました。