戸越公園で冬支度 クロマツに雪つり

更新日:平成29年11月14日

紅葉をバックに雪つり作業
公園管理者による雪つり作業天頂部の「品」公園入口の3本のクロマツ綱の張り具合を調節するスタッフ雪つり作業をするスタッフ雪つり作業をするスタッフ
紅葉の始まった戸越公園(豊町2-1)で平成29年11月14日(火)、クロマツの木に「雪つり」が施されました。

 雪つりは、雪の多い東北地方や北陸地方でよく見かける風景で、豪雪で木の枝が折れないように保護することが目的。同公園では古くから伝わる伝統技法を多くの方に理解していただくとともに、日本庭園の美を堪能してもらおうと、毎年、薬医門の前のクロマツ3本に雪つりを行っています。

 雪つりには正月の縁起物である「松竹梅」が凝縮されています。「松」の中心となる幹近くに「竹」の支柱を立て、竹の頂から放射状に縄を張り、天頂部にはシュロ縄で「梅」の形を結びます。戸越公園では、「梅」の代わりに品川区の「品」を形づくっています。