ギネス記録を持つドライバー 大原小で特別授業

更新日:平成29年11月29日

76歳の現役ドライバー菅原義正さん
レースの様子に見入る児童たち砂漠地帯を猛スピードで走り抜ける様子を上映菅原さんと握手を交わす児童代表
1万キロに及ぶ大自然の中を約2週間で走るモータースポーツ競技「ダカールラリー」。その連続出場数34回と連続完走数20回でギネスの世界記録を持つ、76歳で品川区民の現役ドライバー・菅原義正さんが、平成29年11月29日(水)、大原小学校(戸越6-17-3)で特別授業を行いました。
 
 今回の特別授業は、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に向けて「世界で活躍する人に学ぶ」をテーマに、4・5・6年生の児童132人を対象に実施。菅原さんが出場するレースの様子の動画が流れ、荒野や砂漠など過酷な環境の中を激走する姿に児童たちは見入っていました。

 元々サーキットレースで長距離を走っていた菅原さん。スタート地点とゴール地点が違うダカールラリー(通称パリダカラリー)に魅力を感じ、「10年は諦めない」と決めて始めました。二輪、四輪を経て、10年目にはトラックでの出場に挑戦したことなどを児童たちに語りました。トラックの難しさを知ってからは試行錯誤が続き、初出場から35年が経った今も、菅原さんはラリーに出場し続けています。

 最後に児童たちへ「“Boys, be ambitious.(少年よ、大志を抱け)”という言葉を知っていますか。小さい頃から大きな夢を持ち、志が達成するような大きな人間になってください」とメッセージを送りました。

 児童を代表して6年生の女の子は「過酷なレースに参加している菅原さんは“すごい”と思いました。私もいつか夢を持って一生懸命努力したいと思います。今日は本当にありがとうございました」と菅原さんに感謝を伝えました。