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宮古市の中学生が品川区を訪問
更新日:平成30年4月12日










岩手県宮古市立河南中学校3年生11人が、平成30年4月12日(木)、修学旅行の一環である自主研修で品川区役所を訪れ、「震災から7年」経った宮古市の現況報告等を行いました。その後、「目黒のさんま祭り」が開催される目黒駅前周辺(上大崎2・3丁目)に移動し、現地を見学しました。
品川区と宮古市は、目黒駅前で毎年9月に開催される「目黒のさんま祭り」が縁で、平成14年に災害時における相互援助協定を締結。区では平成23年3月の東日本大震災直後から、区民の皆さんから預かった義援金を届けるほか、平成24年度から区職員を宮古市の震災復興事務に派遣しており、現在も2人の職員が従事しています。
区役所を訪れた中学生は自己紹介に続き、「震災から7年~私たちが考えたこと~」を主題として、一人ひとりが「私のテーマ」を発表。「復興に私たち若い世代が」「私達だから伝えられること、私達が今できること」「新しいまちづくりに向けて」等、宮古の今を自らの言葉で表現しました。
そして、宮古市の復興状況や学校での復興に向けた取り組みをパワーポイントを利用して紹介しました。最後に大槌瑛香さんは「人々が前向きで明るく、復興する意欲にあふれているような宮古をつくるために、私は自分にできる精一杯のことを宮古に貢献したいです」と感想を述べていました。
生徒たちの発表を聞いた中川原副区長は、「皆さんの“思い”が伝わってきました。一生懸命震災を乗り越えて、自分たちのできることを頑張っていこうということが、どれだけ大人たちに勇気と元気を与えているのかと思いました。今日の発表は大変すばらしかったです。新しいまちづくりへの皆さんの考えに改めて勉強させていただきました。ありがとうございます」と感想を話していました。
また、同席した河南中学校の卒業生である区職員から、東日本大震災被災地支援の自らの体験談や生徒たちへの応援メッセージがありました。
その後、区議会議場の見学やしながわ防災体験館で消火器や屋内消火栓を実地体験した後、区役所から目黒駅前に移動し、宮古のサンマが主役である「目黒のさんま祭り」会場となる目黒通りを見学。誕生八幡神社で「目黒のさんま祭り」実行委員長で、目黒駅前商店街振興組合理事長等を務める中崎政和さんたちと懇談し、「私たちの町を活気あふれる町にするためのこと」「商店街として一番の苦労、そしてそれをどのように乗り越えたか」等の話を伺い熱心にメモをとっていました。