英国パークハウス・スクールの学校長が品川学園を訪問・生徒同士がスカイプで交流

更新日:平成30年5月11日

講義をするディレク校長

講義を聞く学園の教師たち学園プレゼンをする生徒たちスカイプで話す生徒たち

画面に向かって話す女子英語区側に手を振るディレク校長生徒の後ろから画面に話しかけるディレク校長

委員会の様子を見学生徒とふれあうディレク校長小学生に話しかけるディレク校長

 パークハウス・スクール(英国)のディレク・ピープル校長が平成30年5月11日(金)、義務教育学校 品川学園(北品川3-9-30)を訪問するとともに両校の生徒がスカイプで交流しました。

 パークハウス・スクールは、ウエスト・バークシャー州にある中等学校(日本の中学・高校に相当)で、2012年ロンドン五輪・パラリンピック公式教育プログラム“ゲット・セット”を一番最初に取り入れた学校です。“ゲット・セット”は、英国の90パーセント以上の学校が利用したプログラムで、同校はロンドン大会が終わっても継続して取り組みを行っています。同学園とは、世界ともだちプロジェクトを通じて交流を行っています。

 学園を訪問したディレク校長は、同学園の国際交流プロジェクトのメンバーから学園について英語でプレゼンテーションを受けると「とても素晴らしい」と絶賛。一人一人に握手を求めました。

 その後、東京2020大会に向けてオリンピック・パラリンピック公式教育プログラム“ようい、ドン”に取り組んでいる同学園の教職員らを対象にミニ講義を実施。なぜ“ゲット・セット”に取り組んだのか、“ゲット・セット”とはどのようなものか、その取り組みの成果などについて写真を紹介しながら説明しました。

 また、同学園では昨年度からスカイプを利用して生徒同士が交流をしていることから、この日はディレク校長も参加。日本側からディレク校長が話しかけると、英国側の生徒は少し驚いた表情を見せつつも、笑顔で手を振って挨拶を返しました。生徒同士は約30分間、画面越しに主に英語で学校生活などについて話し、次回の約束をして終了となりました。

 さらに、ディレク校長は学園内を見学。委員会・自治会活動の様子を見ながら「どんな活動をしているのか」「何年生から参加しているのか」など、熱心に質問し「このような多学年が一緒に活動する取り組みは、ぜひ自校でも取り入れたい」と語っていました。

 品川学園の荒川校長は、「現在行っているオリンピック・パラリンピック教育を一過性のものとして終わらせないために、“ようい、ドン”をどのように使って教育の厚みを増していくかが課題であり、今日のディレク校長の話はとても参考になった」と話しました。