モンゴル高専生がインターンシップの成果を発表

更新日:平成30年8月3日



  

  

  

 品川区内のものづくり企業でインターンシップを行ったモンゴル高等専門学校(高専)の学生が平成30年8月3日(金)、中小企業センター(西品川1-28-3)で成果発表を実施しました。

 このインターンシップは、技術者不足に悩む区内製造業者の人材確保、技術者育成、事業の継続を支援するため、品川区がモンゴル高専と実施している科学技術交流事業の一つで、計7人の学生が区内の3つの企業でそれぞれ実習を行いました。

 学生たちは、自身による製作物の紹介や実習で学んだことなどについて日本語で発表。「経験の無かったプログラミングがとても面白く、印象に残っている」といった感想や、「卒業後は日本で働き、モンゴルに戻り会社を設立したい」といった今後の目標も聞かれました。

 発表を受け、中川原副区長は「短い期間でしたが、初めて学ぶこともあったと思います。ぜひこの経験を生かしてください。学校に戻ったら『大成功だった』と伝えてください。皆さんの頑張りに敬意を表します」と述べました。

 受入企業を代表し、藤村電器(株)の下村社長は、「皆さんの知識や技術の習得の役に立てればという思いで受け入れを決めました。卒業後、モンゴルあるいは日本で活躍することを祈念しています」とエールを送りました。また、一般社団法人モンゴルに日本式高専を創る支援の会の中西代表理事は、学生たちに「将来、日本で働きたいという思いがあれば私たちもサポートしたい。皆さんも多くの方からの期待に応えられるよう、これからも頑張ってください」と激励の言葉を送りました。

 なお、今回のインターシップ生受入れ企業とその内容は以下のとおりです。

<株式会社勝亦電機製作所>
(1)参加学生:3人 (2)実習日程:7月9日(月)~8月3日(金)
(3)実習内容:配電盤、制御盤の実配線作業 等
<藤村電器株式会社>
(1)参加学生:2人 (2)実習日程:7月9日(月)~8月3日(金)
(3)実習内容:溶接、施盤等の機械基本実習を基にした製作 等
<株式会社金澤製作所>
(1)参加学生:2人 (2)実習日程:7月23日(月)~8月3日(金)
(3)実習内容:配管基本実習、CAD実習 等