宮古市から今年も新鮮さんまが7,000匹 目黒のさんま祭り開催

更新日:平成30年9月9日



  

  

  

 目黒駅駅前商店街周辺で平成30年9月9日(日)、「目黒のさんま祭り」が開催され、炭焼きさんまの振る舞いを楽しもうと、多くの人でにぎわいました。

 平成8年、古典落語「目黒のさんま」にちなんで始められたこの祭りは、ビルが立ち並ぶ目黒駅周辺に、昔ながらの人情とあたたかさを取り戻そうと、目黒駅前商店街振興組合が企画し、今回で23回目となりました。

 今年も岩手県宮古市から届けられた7,000匹の新鮮なさんまは、ミネラル成分豊富でほのかな甘みを感じる「宮古の塩」を振り掛け、和歌山県みなべ町の備長炭でじっくりと焼き上げられました。付け合せは、徳島県神山町の芳醇すだちと、栃木県那須塩原市高林の辛味大根で作る絶品大根おろし。目黒駅周辺には白い煙と炭焼きさんまのおいしそうなにおいが広がり、長蛇の列をつくった来場者の鼻先をくすぐりました。

 横浜市から家族4人で来た男性は、「朝7時頃から並びました。目黒のさんま祭りは今回で2回目です。今年のさんまもおいしいです」と満足した様子でした。

 そのほか、新鮮生さんまやつみれ汁も無料で提供されました。また、目黒駅前ロータリーでは宮古市・神山町・那須塩原市・みなべ町の物産展が、品川区立上大崎特別養護老人ホーム(上大崎3-10-7)では無料の落語会「目黒のさんま寄席」が開かれ、寄席はラジオ(FM88~89MHz)でも生放送されました。

 品川区は、「目黒のさんま祭り」が縁で、宮古市と平成14年から災害時相互援助協定を結んでいます。平成23年の東日本大震災や台風による被害の発生後には、品川区や商店街で多くの救援物資や義援金が集められ、宮古市へ送り届けられています。