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三木小学校でアクティブ・チャイルド・プログラムを取り入れた授業
更新日:平成30年10月26日
ー みんなで遊んで 元気アップ! ー
アクティブ・チャイルド・プログラム(ACP)を取り入れた授業が、平成30年10月26日(金)、区立三木小学校(西品川3-16-28)1・2年生を対象に行われ、120人が“遊び”を楽しみました。
ACPとは、「みんなで遊んで 元気アップ!」を呼びかけに、子どもたちが“遊び”を通じて、楽しみながら積極的に身体を動かせるようにと、公益財団法人 日本スポーツ協会が開発したプログラムで、子どもの発達段階に応じて身につくことが望ましい動きを習得するものです。
同小学校では、オリンピック・パラリンピック教育推進の一環として、児童たちが身体を動かす楽しさを身につけること、そして、動きの基礎を覚えることを目的に、区内の学校では初めてACPを実践しました。
先生を務めたのは、東京学芸大学教育学部佐藤善人准教授。
まず、児童たちの緊張をほぐすためと準備体操を兼ねて、チョウチョや体じゃんけん、集合ゲーム等のアイスブレーキングを行いました。
本題の“遊び”では、1年生は「新聞を使って遊ぼう」、2年生は「フラフープを使って遊ぼう」「なわを使って遊ぼう」「鬼遊び」を、佐藤先生の指導のもとで楽しみました。
ゲーム形式の“遊び”では、皆真剣になり、プレーの一つひとつに大きな歓声が体育館に響きました。ほとんどの“遊び”が団体プレーです。二人で協力して遊んだり、手をつなぎ輪になったりと、友達作りにも大きな効果が期待できるものです。
遊んでいるときの子どもたちの目は輝いていました。子どもたちは、本質的に“遊び”が大好きです。好きだからこそ夢中になって遊びます。
最後に佐藤先生は、「今日は、道具を使った“遊び”の一部を紹介しましたが、自分たちで工夫していろいろと遊んでみてください。ただ、遊んでばかりでなく、きちんと勉強もするんですよ」と児童たちに語りかけていました。
ACPの授業を受けた2年生男子児童は、「大縄跳びと猫がねずみを追いかける鬼ごっこが楽しかったです」と話し、女子児童は、「今日初めて覚えた遊びを家族に話し、近くの公園で家族皆で楽しみたいです」と感想を語っていました。
授業を終えて佐藤准教授は、「子どもたちは、行儀良く、ルールもよく理解してくれ楽しく遊べました。たくさんの種類の“遊び”を紹介できて良かったです。今、子どもたちが外で遊ばないことが問題として言われています。それが原因で体力の低下や心の成長に問題がおこるとも言われています。子どもたちが、これまでよりも少しでも外や地域で元気よく遊んでくれることを期待しています」と話していました。