浜川幼稚園で園児が「歌舞伎体験」

更新日:平成30年10月30日

歌舞伎の立ち廻りを学ぶ

扇子で所作を学ぶ 拍子木の実物を手に 鏡獅子のかつらに実物を手にして

歌舞伎の衣装を身に着けて見得を切る 部隊中央で見得を切る 鏡獅子を演じる若槻仙之助さん

担任の先生の隈取りを見る園児 担任の先生もモデルになって隈取りの実技 押し隈を贈られ挨拶する園長先生

皆で記念写真 全員と握手をしてお別れ

 日本の伝統文化、伝統芸能に触れてみようと、出張による歌舞伎体験が平成30年10月30日(火)、区立浜川幼稚園(南大井4-3-14)で行われ、5歳児29人と保護者20人が楽しみました。

 これは、オリンピック・パラリンピック教育の一環で、園児たちに日本の伝統芸能である歌舞伎の実演や体験を通して、伝統文化への興味・関心の気持ちを育むことが目的で行われたものです。

 歌舞伎を披露したのは、亀鶴屋(きかくや)合同会社の若月仙之助さんと若月亮さんの二人。
 最初の口上では、歌舞伎の成り立ちの説明に続き、基本的な扇子の使い方や立ち廻りなどが実技を交えて話されました。モデルとなった園児は、大きく手を上げて、見得(みえ)の切り方を教わりました。
 歌舞伎の化粧方法である隈取り(くまどり)の実演も行われ、担任の先生もモデルとなると園児たちは大喜び。白いおしろいで徐々に変身していく先生に園児から喝采の声があがっていました。
 続いて、子ども用の歌舞伎衣装の試着です。園児は普段は着る機会のない衣装を身に付け中央に出ると、一斉に拍手が湧き上がりました。「重たかった。歩くのが大変だった」と緊張気味に感想を話してくれました。
 最後に仙之助さんが「鏡獅子」を実演。園児も保護者も間近で獅子が勇壮に長い毛を振る様子(毛振り)に釘付けになっていました。

 西ヶ谷園長は、「園児たちは、日本の伝統文化を身近で体験して心に染み込んだことと思います。これから、テレビなどで歌舞伎を見たときに、今日の体験から隈取りや立ち廻りなどを、これまでとは違った目で見ることができるでしょう。保護者の皆さんには、礼儀や所作など、日頃から子どもの手本になるよう立ち振る舞っていただきたいと思います」と話していました。