荏原平塚学園8年生がアメリカハワイ州モアナルア中学生と国際交流

更新日:平成30年11月29日

笑顔で国際交流 両校の校章をデザインしたキーホルダー


事前に学園の概要を説明 茶道の授業を見学 自己紹介するモアナルア中学校の生徒

ロボテックの組み立てを教わる ロボテックを説明 手に持ったロボテックの組み立てを教える

ロボテックの組み立てをじっと見る レースの準備 最終勝者を決めるレース

一緒に給食を楽しむ フェアウェルパーティーで歌を披露 最後にプレゼントの交換

 区立荏原平塚学園(平塚3-16-26)で平成30年11月29日(木)、「世界ともだちプロジェクト」の一環として、8年生がアメリカハワイ州 モアナルア中学校の生徒を迎え国際交流を行いました。

 同プロジェクトは、東京2020オリンピック・パラリンピック参加予定国・地域を幅広く学び、実際の国際交流に発展させる取り組みです。この取り組みにより、世界の様々な人種や言語、文化、歴史などを学び、世界の多様性を知るとともに、様々な価値観を尊重することの重要性を理解するものです。
 同学園では、交流を通して英語で会話する機会を設けてコミュニケーション力の向上を図るとともに、国際理解を深めることを目的に開催したものです。

 荏原平塚学園を訪れたのは、アメリカハワイ州 モアナルア中学校7・8年生の生徒9人と引率の先生たち4人。最初に学園から、「1年生から9年生が一緒に学習する日本でも進んだ義務教育学校であること」「制服があること」「英語の学習に力を入れていること」などの説明を受けました。そして、授業の様子や図書室、アリーナなどの学校施設を見学しました。特に和室で行われていた茶道の授業に関心が向いていました。

 交流授業は、ロボテックプレゼンテーションです。9班に分かれ、モアナルア中学生による指導で、配布されたキットから単4電池1つで駆動するロボットを組み立て、最後にスピードを競うというものです。先生からは「ただ組み立てるのではなく、エンジニアに成りきることが大切」と説明を受けスタート。
 指導はすべて英語、身振り手振りを交えてロボットの組み立てが始まりました。最初はもじもじしていた学園生徒も、徐々に打ち解け始め、片言の英語ながらも会話が進み、ロボットを組み立てることができました。全員のロボットが揃ったところで、スピードの競争です。各班の1位が集まり、チャンピオンを競う時には大きな歓声が上がりました。

 交流授業に続き、交流給食です。同じ卓の生徒同士で食事をしながらハワイの話なども進んだようです。続いて学園生徒によるお礼の歌「時の旅人」の合唱が披露され、最後にプレゼントの交換で交流の幕を閉じました。モアナルア中学校からは、両校のエンブレムが刻印されたキーホルダーが全員にプレゼントされ、学園生徒たちは大いに感激していました。

 初めて国際交流を体験したという女子生徒は、「とても重要な時間を過ごさせていただきました。2020年を前にして、このような交流授業をこれからも増やしてほしいと思います」と話していました。