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第三日野小学校でオリンピアン澤野大地講師を招いて「かけっこ教室」
更新日:平成30年12月21日










区立第三日野小学校(上大崎1-19-19)で平成30年12月21日(金)、オリンピック・パラリンピック教育の一環として、オリンピアン澤野 大地選手を講師に招き、3年生を対象に「かけっこ教室」が行われました。
澤野選手は、陸上競技の棒高跳びで、アテネ(2004年)・北京(2008年)・リオデジャネイロ(2016年)の3回のオリンピックに出場し、リオ大会では、同種目で日本人初の7位に入賞しています。
最初、藤森校長から講師の紹介があり、澤野講師が3回のオリンピックに出場したことや、棒高跳びの日本記録5メートル83センチメートルを、現在も保持していることなどが児童に話されました。
いよいよ楽しみにしていた「かけっこ教室」です。澤野講師は自己紹介に続き、今日の主題である「走る」ことについて、「短距離走に限らず棒高跳びでも、すべての競技において走ることは基本中の基本です。大切なことは早く走ることです。きょうは、“早く走るこつ”を皆さんに教えます。楽しいことがスポーツです。楽しむことを一番に考えていきます」として澤野教室が始まりました。
準備体操は全員で鬼ごっこ。身体が温まったところで実技に入り、最初は各自で「歩く」ことから始まりました。ここで講師のアドバイス、「体の中心にヤキトリの串が入っているつもりで、その串を曲げないように、折らないような気持ちで歩くこと。そして、手を大きく振ること」。この基本となるアドバイスを聞いた後の2度目の歩きは、同じ子どもとは思えないようなきれいな姿勢になりました。
次は「走る」ことです。歩きと同様に各自で走った後に講師のアドバイス、「基本を忘れずに。ヤキトリの串と腕の振りです。腕の振りは意識してしっかりと早く」。この一言の後に再び行われた走りでは、全員が見違えるように美しい走りになりました。
最後は澤野講師との競争です。児童たちの表情からオリンピアンと一緒に走れる喜びが十分に伝わってきました。
澤野講師の「かけっこ教室」の授業を受けた児童は、「すごい。ちょっと走るこつを教わっただけで、早く走れるようになりました」「走ることに自信が持てるようになりました。腕を振っただけで、こんなに早く走れるなんて・・」「今年の運動会は4位でしたが、澤野先生のおかげで、来年は1位をねらえます。苦手だった走ることが好きになりました」と皆、興奮気味に話していました。
「運動の基本となる“走る”を楽しく学ぶとともに、走りを通して体を動かすことの楽しさを知る」という当初の目的は十分に達した「澤野教室」になったようです。