平成29年度品川シルバー大学修了式を平成30年2月9日（金）、きゅりあん（大井町駅前）で開催しました。

　品川シルバー大学の開校は平成5年、区内在住の60歳以上の高齢者がいきがいを持ち心豊かな生活を送れることを目的としてスタート。シルバー大学には、多彩なテーマについて3年制で学ぶ「ふれあいアカデミー」と、春と秋、各半期ごとに趣味や実技を楽しく学ぶ「うるおい塾」、セカンドライフを考える「生涯現役実現講座」があり、これまで2万4千人を超える方々が学んできました。
　「しながわ学びの杜」は、品川区全体をキャンパスに見立て、「生涯現役を めざして はじめよう 学び！」をスローガンとし、あらゆる世代の方々に多彩な生涯学習の場を提供しています。シルバー大学は、オープンカレッジとともに、学びの杜を構成しています。

　修了式に先立ち、ふれあいアカデミーの修了証授与式を行いました。本年度の修了生は121人。3年間60回、皆勤の方も8人いました。第23期生として、3年間にわたりいきがいや健康などのテーマについて幅広く学んできた方々です。出席者一人ひとりに副学長を務める安藤文化スポーツ振興部長から修了証が授与されました。

　修了式には、ふれあいアカデミーとうるおい塾修了生等、約270人が出席しました。
　第一部は式典。シルバー大学の学長も務める濱野区長は、「シルバー大学を通して新しい仲間に出会えたことはとても大事なことです。この仲間を大切にして人生をさらに豊かにして、元気で長生きをしてください。そのためにも区では様々な行事やイベントを用意していますので、これからも参加されることをお願いします」とあいさつしました。

　続いて来賓を代表して松澤区議会議長は、「シルバー大学は行政だけで運営しているのではなく、多くの学生、区民ボランティア、そして一芸ボンランティア講師の皆さんが支えていることは特筆すべき成果です。修了後は地域社会の中で積極的役割を担うことを期待しています。区議会としても皆さんの生涯学習活動を支援していきます」と祝辞を述べました。

　最後に、修了生を代表して蛭田剛さんは3年間を振り返り、「充実した3年間でした。多くの方と出会うことができたことに感謝しています。ご恩返しの意味もあり企画委員をさせていただきましたが、大変勉強になりました。この3年間は私にとって貴重な財産となりました。品川区民でよかったと思っています」と御礼のあいさつをしました。

　第二部は修了パーティーです。うるおい塾修了生によるウクレレ、マジック、コーラスの成果が発表され、会場は大いに盛り上がりました。また、会場には、うるおい塾修了生による書道、筆ペン習字、折り紙等の作品が展示され、作品の前では、修了生と講師の先生が一緒に記念写真を撮るなど交遊を深めていました。

　最後に、全員でシルバー大学愛唱歌「明るい品川」と「ふるさと」を斉唱し、和やかな中で修了式の幕を閉じました。