人気和食料理人・笠原将弘氏が出汁の取り方を伝授

更新日:平成30年2月16日

出汁の取り方を伝授する笠原氏
笠原シェフの講演を楽しむ参加者品川区への思い入れを語る鰹節をたっぷり使った一番出汁の取り方を説明参加者にお吸い物を配る笠原シェフわかめのお吸い物を試食する参加者岩手県宮古市の真崎わかめを使ったお吸い物
品川区出身の人気和食料理人による、地域コミュニティの育成等を目的とした講座が平成30年2月16日(金)、大崎第一区民集会所(西五反田3-6-3)で行われました。

 講師は各メディアでもお馴染みの、日本料理店『賛否両論』オーナーシェフ・笠原将弘氏。武蔵小山出身で、地域のイベント「ムサコたけのこ祭り」でたけのこ汁を振る舞ったり、区内の学校給食用に和食の献立を考案するなど、地元への貢献にも力を入れています。
 
 この講座は、地域の課題を地域で解決する等を目的として、毎年テーマを変えて行っている「地域振興事業 町会婦人部懇談会~教養講座~」として開催。当日は町会自治会の婦人部を中心に、約80人の地域住民が集まりました。

 第1部の講演では、「品川区との関わり」として、笠原氏が生まれ育った武蔵小山への思い入れなどが語られました。
 第2部では「家庭でできる簡単な出汁の取り方」として、鰹節と昆布を使った出汁の取り方を参加者の前で実演。失敗しない味付けの比率など、自身の知識や技を惜しみなく参加者に伝授しました。試食には、品川区と災害協定を結んでいる岩手県宮古市の真崎わかめを使ったお吸い物を振る舞いました。

 参加した女性は「地元のシェフにお話しを聞ける貴重な機会でした。子どもたちに和食を食べさせる機会を増やしたいです」と話しました。また大正生まれの女性は「おいしかったです。長生きしてよかった」と笑顔でお吸い物を味わっていました。

※会場での調理については、各関係機関の指導・許可のもと行っています。