大原小の子どもたちが興味津々 学校公開日に社会科授業

更新日:平成31年1月19日

特別講師の千葉会長

授業の様子 熱心に資料をみる児童 お礼の言葉を伝える児童代表

 社会科授業「受けつがれる行事」が平成31年1月19日(土)、区立大原小学校(戸越6-17-3)で行われました。

 これは、自分が住んでいる町にどのような“古いもの”や“古いこと”があるのか調べ学ぶ授業。今回、3年生の児童から、地域にある祭礼や、戦争のころの学校の様子を知りたい、との声にこたえ、同校の「校区教育協働委員」である戸越六丁目町会の千葉 雅雄 会長を特別講師として招き、授業を行いました。

 千葉さんは、戦前・戦後の写真、紙幣、貨幣を子どもたちに見せながら、当時の町や暮らしの様子について話してくれました。また、祭礼の起こりや、今と昔の違いについても話してくれました。
 子どもたちは、目を輝かせながら話を聞いていると45分間の授業は、あっという間に過ぎてしまいました。

 最後に千葉さんは、2つのことをお願いしました。
 1つ目は、「何事も自分の目で見る機会をもってください。今はインターネットなどで調べて分かったつもりになりますが、実際に自分の目で見ることとは全く違います」と話しました。
 2つ目は、人に優しくできる生き方につながるとし「自分が人に親切にしたことは すぐに忘れ、人に親切にされたことは ずっと忘れずに覚えていてください」と子どもたちに伝えました。

 この授業は、学校公開日に実施したたこともあり、授業を見にきていた保護者や地域の方々にとっても、とても貴重で有意義な授業となりました。

 授業を受けた児童らはそれぞれ 千葉さんに、「僕が驚いたことは、当時ランドセルを10円で買えたこと、祭でふかしたおいもしかもらえなかったことなど、今では考えられないことがいっぱいでした」「初めて知ったことがたくさんあってびっくりしました。勉強になったことは、“自分の目で確かめる”、“親切にしてあげたことは忘れて、親切にしてくれたことは忘れない”ということです。大切なことを学ぶことができました」などの感想をそえたお礼の手紙を書きました。