中延二丁目旧同潤会地区で共同化建物が竣工

更新日:平成31年3月19日

中延二丁目旧同潤会地区で共同化建物が竣工

あいさつする濱野区長 あいさつする稲垣理事長 あいさつする松澤議長

 中延二丁目旧同潤会地区で行われている防災街区整備事業における防災施設建築物新築工事の竣工式が、平成31年3月19日(火)に行われました。

 同地区は、区が東京都と連携して取り組む「木密地域不燃化10年プロジェクト」の不燃化特区のひとつ「東中延一・二丁目、中延二・三丁目地区」の中にあり、関東大震災(大正12)後の復興のために設立された(財)同潤会により建設され、空襲などの難を逃れた老朽木造低層住宅が数多く残された場所でした。狭く入り組んだ路地の中の建物は木造住宅が9割以上、旧耐震構造の住宅が8割以上という、震災時の家屋倒壊・延焼等の危険性が懸念される地域で、単独での建て替えが困難な状況でした。

 この日催された祝賀会で、建築主である同事業組合の稲垣勝正 理事長は関係者に謝辞を述べました。

 来賓としてあいさつに立った濱野区長と松澤区議会議長は、同事業準備組合設立から5年足らずで竣工まで至ったことに敬意を表し、地域の安全・安心への成果を話しました。

 新たに建築された建物は、地下1階、地上13階建てのマンションで195戸の規模で、建物周辺の道路を拡幅し、空間を確保することで消防車等の緊急車両の進入を可能にするとともに、公園や帰宅困難者の受け入れスペースにもなる集会施設、備蓄倉庫などを設けるなど周辺地域に対する防災性の向上にも寄与するものとなっています。