水害に備え「品川区・区内三消防署合同水防訓練」を実施

更新日:令和元年5月18日



  

  

  

  

 品川区と区内三消防署・三消防団などによる合同の水防訓練が令和元年5月18日(土)、しながわ中央公園西側広場(西品川1-27)で行われました。

 この訓練は、台風および集中豪雨等の時期を前に、浸水等による区民の生命・身体・財産等の被害の軽減および水防部隊の活動技術の向上を図ることを目的に実施。品川区、品川・大井・荏原の区内三消防署、三消防団、区内町会、災害時支援ボランティア、鉄道事業者、品川建設防災協議会、国土交通省、東京都下水道局、東京都第二建設事務所の他、区内にある都立大崎高等学校「防災活動支援隊」等も加わり、総勢約350人が参加しました。

 会場となったしながわ中央公園西側広場は、防災機能を備えた公園で、100トンの防火水槽2基などが設置されており、また、震災などの緊急時にはヘリコプターが離着陸できる大きな広場です。

 今回は台風の接近に伴い、立会川の水位が上昇し、溢水の危険が迫る中、区内各地で雨水の影響による土砂崩れや家屋・駅舎・隧道の浸水被害が発生したことを想定。各機関が連携し、各種水防工法や水難救助活動、排水活動などに取り組んだほか、地域の被害状況の情報収集のために導入したドローンのデモンストレーション操作や、多言語スピーカーを用いてのパトロールカーによる避難誘導なども行われました。

 訓練後の講評で、濱野 健区長は「自然災害に立ち向かうためには、消防署など専門機関の活躍が不可欠ですが、行政や地域の力を結集することも必要です。この様な訓練をとおして災害に関する知識と行動力を身につけることは、品川区民と品川区の安全のためにとても大切なことになります。これからも周囲に対する啓発活動に取り組んでいただければ幸いです」と話しました。

 会場には東京都第二建設事務所による広報展示、東京都下水道局による「雨ますくん」や国土交通省の排水ポンプ車の展示もあり、地元区民が水害対策に関する知識を深める機会にもなりました。