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第29回 しながわ宿場まつり開催 ~品川に蘇る江戸時代のにぎわいと華やかさ~
更新日:令和元年9月29日
令和元年9月28日(土)・29日(日)の2日間、第29回「しながわ宿場まつり」が、旧東海道品川宿にあたる八ツ山(北品川1)から青物横丁(南品川3)で行われました。
しながわ宿場まつりは、東海道五十三次で最初の宿場町として栄えた品川の伝統と文化遺産を若い世代に伝え、地域を活性化させようと始められ、今回で29回目となります。主催は北品川本通り商店会、北品川商店街協同組合、京急新馬場商店街振興組合、青物横丁商店街振興組合で、例年多くの来場者でにぎわう品川区恒例の人気イベントです。
28日のメインは「おいらん道中」。昨年は、雨天中止となったため、昨年一般公募約40人の中から選ばれた5人が、1年越しの思いとともに、華やかな着物をまとい、15センチの高下駄を履いた花魁(おいらん)姿で、八ツ山から品川橋(北品川2-30付近)まで約1キロメートルの道のりを、吉原流の歩き方「外八文字」で練り歩きました。おいらん参加者のなかには、おいらんに付き添うかむろに子どもが参加し、親子で共演する場面もありました。おいらんを終えた参加者は「昨年は、雨で中止になり残念でしたが、今年は、沿道からたくさんの声援をいただき、貴重な経験ができました」と笑顔で感想を話しました。
29日の目玉は「江戸風俗行列&交通安全パレード」。今年は2年ぶりに濱野 健区長も水戸黄門に扮装して行列に参加し、公募で選ばれ、武士・町人・町娘・岡引・飛脚などに扮した約100人と品川寺(ほんせんじ、南品川3-5-17)までの旧東海道約2キロメートルを歩きました。また交通安全パレードでは、フリーアナウンサーの岡副 麻希(おかぞえ まき)さんが品川警察一日署長を務め、パレードを先導。交通安全を呼びかけました。
その他、品川寺での火渡り荒行や森重流砲術鉄砲隊の演武、辻落語、京急ミニ電車、しながわ音頭2017を歌う岩本 公水さんのステージなど、趣向をこらした様々な催しが行われ、江戸時代にタイムスリップした旧東海道を楽しめる2日間となりました。