タイ王国人事委員会職員が上大崎特別養護老人ホームを視察

更新日:令和元年9月17日

施設の方とも交流

担当者より説明を受ける 施設の見学をする公使参事官ら 記念撮影

 区内に大使館があるタイ王国(タイ王国大使館:上大崎3-14-6)の人事委員会職員2名と大使館職員3名が令和元年9月17日(火)に上大崎特別養護老人ホーム(上大崎3-10-7)を視察しました。

 はじめに、ソムジャイ・クラーイスバン公使参事官が、同施設を運営する社会福祉法人 愛生福祉会の岩田理事施設長らに対し、「日本の高齢者福祉施策は大変進んでおり、実際に制度や施設についてお話を伺う機会をありがとうございます。タイ王国でも徐々に高齢化が見込まれており、いろいろと参考にさせていただきたいです」とあいさつしました。
 その後、岩田理事施設長たちから、特別養護老人ホームの役割や、施設では自宅での暮らしをなるべく取り入れて安心して生活してもらうようにしていることなどについて説明がありました。

 つづいて行われた施設内見学では、各利用者のベッドにセンサーが取り付けられていて寝起きや眠りの深さを測り、パソコン画面で一元化して確認できることや、各階に車いすや寝たまま入れるお風呂が設置されていることを知ると、利用者だけでなく介護する側にも役立っていることなどに感心し、みな熱心にメモを取りながら見学していました。

 視察を終えた公使参事官らは「大変役立つ話を伺いました。日本では高齢化が進む前に様々な準備や施策を行っていて今につながっていることを知り、タイ王国も高齢化が進む前に考えなければならないと意識を新たにしました」とお礼を述べ、タイ王国の伝統的な織布で作られた製品の詰め合わせを施設にプレゼントしました。