O美術館企画展「中林忠良銅板画展-腐蝕の旅路-」を開催

更新日:令和元年10月18日

作品「転移 3」

作品「転移’16-光-1」  あいさつする中林さん

 作品を見入る来場者 「白い部屋」より

作品を見つめる来場者 中林さん自らによる作品解説 作品「転移’92-地-1」など 

 品川区民芸術祭2019の一環として、O美術館企画展 「中林忠良銅板画展-腐蝕の旅路-」が、令和元年10月18日(金)から11月20日(水)までO美術館で開催されています。

 中林忠良さんは1937年、品川区大井山中町生まれ。銅版画家として腐蝕技法による表現方法を用いて、数多くの優れた作品を発表し続けています。

 今回の企画展では、サブタイトルを“腐蝕の旅路”とし、未公開の最新作を含めた100点もの代表作などを、7つの章に構成し展示しています。

 中林さんは内覧会の開会式で、「作品の一点一点は、作品の制作研究に携わった60年にわたる旅路の一里塚であり“道標”を残したものと考えていいただき、また、背景にある時代・社会情勢などをも含めて鑑賞いただければ幸いです」とあいさつしました。

 一般公開に先立ち行われた内覧会では、和氣副区長、渡辺区議会議長をはじめとして、O美術館館 鳥山玲館長等、関係者約100人が作品を鑑賞。中林さん自らが作品を解説する場面もあり、大勢の来場者が熱心に聞き入っていました。

 なお、専門家を招いてのクロストークを11月1日(金)夜に、また、作品説明を11月26日(土)午後に行う予定です。事前予約等の詳細につきましては、O美術館(電話 03-3495-4040)までお問合せください。