全盲の歌手 大石さんによる講演会と弾き語りコンサートを開催

更新日:令和元年10月21日


大石さん入場の様子

講演の様子 ピアノ演奏を披露する様子 一緒に歌って楽しむ子どもたち

会場全体の様子 アカペラを披露する様子 盲導犬について講演する様子
  
 全盲の歌手 大石(大胡田)亜矢子さんによる講演会と弾き語りコンサートが令和元年10月21日(月)、清水台小学校(旗の台1-11-7)で開催され、児童152人が参加しました。
 品川区では、平成28年度から全ての学校でオリンピック・パラリンピック教育を推進しており、「重点的に育てる5つの資質」の一つである「障害者理解」を深めることを目的に開催されました。

 大石さんは、夫の誠さんとともに全盲というハンディを抱えながらそれぞれ音楽家(ピアノ・ソプラノ歌手)、弁護士として活躍されており、2人のお子様を育てながら各地で講演活動を行っています。
 講演では、目が見えないことでの家族のかたちや普段の生活などについて映像を交えながら紹介。支え合えば乗り越えていけることを伝えました。
 また、盲導犬のアイメイト・イリーナとともに、階段や危険な場所で前に進まないようイリーナが教えてくれる様子を実演し、生活のパートナーである盲導犬の大切さを紹介しました。
 続いて、コンサートでは、アカペラやピアノ弾き語りを披露。また、児童たちとの合唱や大石さんが作詞作曲をした「どきどきっ」を全員で歌い、笑顔があふれていました。

 大石さんは「街で杖を持ったり盲導犬と歩いてる人が困っていたらぜひ声をかけてみてください。誰でも一人ではできないことがあります。でも″助けて″ということも大切です。ぜひ、お互い優しい気持ちで生活していきましょう」と伝えました。

 参加した小学5年生の児童は「目が見えなくても音が聞こえるので、大石さんはすごく頑張っていることが伝わりました」と感想を話しました。