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今年も冬支度 戸越公園のクロマツに雪つり
更新日:令和元年12月11日
令和元年12月11日(水)、戸越公園(豊町2-1)薬医門前のクロマツ3本に「雪つり」が施されました。この日、12月とは思えない暖かな陽気の中で、雪つりや薬医門をデッサンしたり、写真を撮ったりする人たちの姿もありました。
雪つりは、雪の多い東北地方や北陸地方でよく見かける風景で、豪雪で木の枝が折れないように保護することが目的です。降雪の少ない東京地方ではその必要性は少ないですが、同公園では古くから伝わる伝統技法を多くの方に理解していただくとともに、日本庭園の美を堪能してもらおうと、毎年、行っています。
雪つりには正月の縁起物である「松竹梅」が凝縮されています。作り方は、最初に「松」の中心となる幹近くに「竹」の支柱を立て、竹の頂から放射状に縄を張り、末端で固定させ、最後に天頂部にシュロで「梅」の形を結びます。縄の数は約80本。1本を完成させるのに、現場作業だけで5時間から6時間の時間を要します。戸越公園では、梅に代わって品川区の紋章「品」を形づくっています。
(戸越公園)
住所:品川区豊町2-1
面積:18,255平方メートル
開園時間:終日開園(無休)
入園料:無料
電話:03-3782-8819
交通機関:東急大井町線戸越公園駅徒歩7分