品川区・ポートランド市姉妹都市締結35周年記念 公式訪問団派遣

更新日:令和元年8月1日

 品川区・ポートランド市姉妹都市締結35周年記念とコミュニケ(再確認書)署名のために、桑村副区長、渡辺議長をはじめとした関係者7名が令和元年7月15日(月)~7月20日(土)、米国メイン州ポートランド市を訪問しました。

 品川区とポートランド市は、1984(昭和59)年10月13日に姉妹都市提携書を交わし、以後、青少年スポーツ交流や青少年ホームステイを中心とした交流を行い、5年ごとに区と市のあいだで相互の交流について確認を行っています。

 公式訪問団は、7月16日(火)にポートランド市庁舎を訪れ、日本語と英語で書かれたコミュニケ(再確認書)に、桑村副区長とストリムリング市長がサインを行い、内容を読み上げて宣言を行いました。
 その後、35周年を記念して品川区からは鯉が描かれた掛け軸が、ポートランド市からは市庁舎前に植えられた桜が咲いている様子を描いた絵画が贈られました。桑村副区長からは「10年前の25周年の時にもポートランド市を訪問しましたが、10年ぶりというかんじがしないあたたかい歓迎をありがとうございます。昨年も無事に青少年スポーツ交流を行い、今後も引き続き交流を続けていきたい」と伝えると、ストリムリング市長からも「品川区との姉妹都市交流はポートランド市にとっても一番歴史がある交流で、とても大切に思っている。今後も引き続き交流していきたい」との挨拶がありました。

 歓迎会や懇談会では、昨年の青少年スポーツ交流でコーチとして品川に同行したジェニングス シティマネージャーやポートランド市の品川友の会会員、歴代交流を行ってきた市長達、市の幹部職員などが参加し、過去の交流の写真や昨年の資料を見ながら交流を温め、両区市の将来について意見交換を行いました。

 市内の視察では、サプライズで今回の35周年を記念したプレートがついたベンチが公園に設置されており、品川区からの訪問団からは感謝の言葉が贈られました。

 滞在期間3日間の短い日程でしたが、多くのポートランド市民や関係者、メイン州知事表敬訪問、品川区から10周年の際に寄贈したポストが設置されている公園や、子どもたちの交流の際には必ず訪れる世界最古の灯台視察など、数多くの視察を行い、行く先々の人々との交流を深めました。


【品川区とポートランド市(米国メイン州)のつながり】
・1984年(昭和59年)に大森貝塚を発見したエドワード・S・モース博士生誕の地という歴史的なつながりがあるポートランド市と姉妹都市を
   締結。
・ホームステイや青少年交流、青少年スポーツ交流をつうじて交流を行っている。
・ポートランド市はメイン州最大の都市で、経済・文化の中心地であり、歴史的な街並みや美しい海岸線、高い評価を受ける飲食店などにより知ら
   れ、特に夏は避暑地として有名。

◎区内にあるゆかりの場所
・大森貝塚遺跡庭園(大井6-21-6)       1877年(明治10年)にエドワード・S・モース博士が横浜から新橋に向かう汽車の窓から貝層を発見
                                                         した場所。
                         大森貝塚の発掘は日本初の学術的発掘であり、このことから大森貝塚は「日本考古学発祥の地」よ呼ば
                                                         れている。
・品川歴史館(大井6-11-1)          1985年(昭和60年)開館。大森貝塚のほか、東海道第一番目の宿場として栄えた品川宿を中心にした
                                                         展示を行っている。
・品川郵便局 ポスト(東大井5-23-34) 1989年(平成元年)、姉妹都市締結5周年を記念し、品川区からポートランド市内ポストオフィス公園
                                                         に日本の郵便ポストを寄贈。1994年(平成6年)、10周年を記念してポートランド市からアメリカの
                                                         郵便ポストが寄贈され、品川郵便局入口に展示されている。