三木小学校で夢・未来プロジェクト 車いすバスケットボール

更新日:令和元年6月20日

全校児童集合写真


真剣な様子で講師の話を聞く子どもたち 車いすバスケの説明をする森選手 いすに座ったままシュート練習する様子


車いす操作体験の様子 講演の様子 校長先生と森選手
 
   三木小学校(西品川3-16-28)で令和元年6月20日(木)、2019年度オリンピック・パラリンピック教育推進事業「夢・未来プロジェクト」が行われ、全校児童が車いすバスケットボールを体験しました。

 このプロジェクトは、幼児・児童・生徒が、オリンピアンやパラリンピアンなどとの直接交流により、オリンピック・パラリンピックの理念や価値を理解し、スポーツへの関心を高め、夢に向かって努力したり困難を克服したりする意欲を培い、進んで平和な社会や共生社会の実現に貢献できるようにすることが目的。東京都教育委員会及び生活文化局が、都内の幼稚園や学校などにオリンピアンやパラリンピアンを派遣しています。

 講師は、車いすバスケットボールのパラリンピアン 森 紀之さん。森さんは16歳のときの事故をきっかけに車いすバスケットボールを始め、アテネ・北京の2大会連続でパラリンピックに出場しており、現在も強豪チームの柱としてプレーを続けている選手です。

 まず初めに、森さんが全校児童を対象にパラリンピックへの思いや障害者スポーツについての講演と模範演技を行いました。
 森さんは「車いすバスケは、障害の重い人と軽い人が一緒に出場し、共存しながらプレーできるところが魅力の一つ。仲間やライバルがいることは大切です。やりたいことを見つけてたくさんの事にチャレンジしてほしい」 と語りました。
 模範演技では、後ろ向きからゴールをねらうプレーなどが披露されると子どもたちから歓声があがりました。

 続いて、5・6年生を対象に、競技用車いす操作体験とパイプ椅子に座ってのシュート体験が行われました。
 子どもたちは「車いすの操作は、カーブで思い通りに曲がることができなくて難しかった」「座ったままのシュートは高さがあるので、選手の方たちはすごいと思った」と感想を話しました。森さんは「車いすバスケは、激しいスポーツですが、転倒防止など安全に優れた車いすの競技です。ぜひ、試合も迫力があるのでみてください」と障害者スポーツの魅力を伝えました。