「Kids Work Tax」児童らと品川法人会青年部会が収益金を区に寄付

更新日:令和2年1月8日

児童らと区長で記念撮影

活動報告をする新井部会長 寄付金活用嘆願書を読む徳重さん 寄付金と嘆願書を区長へ渡す
児童らにお礼を伝える区長 お礼を伝えるオリ・パラ準備課長 青年部会のスタッフ・保護者らも混ざって記念撮影


 区内小学校児童7人と一般社団法人品川法人会青年部会が令和2年1月8日(水)に区役所を訪れ、租税教室活動による収益金を品川区へ寄付しました。

 同法人会青年部会は、昭和40年11月に法人会の青年部としては日本で最初に創設されたもので、現在、品川地域の経営者や経営幹部を中心に組織・運営されています。日頃から時事に適した研修や視察等を通じて積極的に会員の資質向上を図るとともに、地域社会への貢献活動を行っています。
 平成28年度から小学生を対象に「Kids Work Tax」と題した体験型租税教育を実施。子どもたちに税の必要性の理解を深めてもらい、納税とはどのような行為なのかを実社会を舞台に学び、子どもたちの健やかな成長の糧になることを目的としています。

 4回目の実施となる今年は、初めての試みとして、5月に千葉県大山千枚田にて子どもたちが田植えを実施。9月に稲刈り体験を行う予定でしたが、台風15号により中止になってしまいました。しかし、悪天候の中、同法人会青年部会の会員の皆さんが収穫を代わりに行い、9月の品川宿場まつりでそのお米を使ったカツカレー等を販売。約16万円の収益を上げました。その後、子ども会議を行い、収益金の用途について子どもたちだけで話し合いました。

 この日区役所を訪れたのは、児童・家族らと、品川法人会青年部会長新井 秀治さんを代表とする会員の皆さん。新井青年部会長は、「Kids Work Tax」などの取り組みを行うようになった経緯や、1年間の子どもたちの活動について、動画を用いて報告しました。

 続いて、児童代表として浜川小学校の徳重 美羽さんが、濱野区長へ寄付金活用嘆願書を読み上げました。「田植えもカレーの販売も大変でしたが、カレーをたくさんの人に食べてもらえてうれしかったです。売上金の使い道は、みんなで話し合って”オリンピック・パラリンピックの安全対策・ゴミ箱の設置”に決まりました。来年度、品川区に来る皆さんが気持ちよく安全にオリンピック・パラリンピックを観られるよう、お願いします」と話し、城南小学校の内田 光音(みおん)さんが目録を贈呈しました。

 濱野区長は嘆願書と目録をしっかりと受け取り、「物を売って、お金をいただいて、そしてそのお金を別のことに生かしていくということは、とても素晴らしいことだと思います。本当にありがとうございます。区としてしっかりと活用していきます」とお礼の言葉を述べました。