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旗の台保育園のタイムカプセル 28年ぶりに園児・職員・保護者らが掘り起こし
更新日:令和2年2月1日
平成4年(1992年)に旗の台保育園 20周年記念式典の際に埋められたタイムカプセルを掘り起こそうと、令和2年2月1日(土)、当時の園児・保護者・職員ら45名が集まりました。
当時の年中児クラス担任を務めていた佐藤さんと保護者の高田さんが1年前に八潮地区で再会した時、佐藤さんから、「旗の台保育園20周年記念式典の際に埋めたタイムカプセルが気になっている」という話を聞いたことから、今回の計画がスタート。年長児クラス担任を務めていた佐藤さん・境さんと高田さんが園児の保護者や元職員の皆さんに手紙やメールで連絡を取り、スケジュールを調整した結果、この日の掘り起こしが開催されることとなりました。
集合場所の旗の台公園にぞくぞくと集まった皆さんは、お互い顔を見合わせて、再会を心から喜んでいました。中には28年ぶりに顔を合わせた方々もいて、さながら同窓会の様相。「もしカプセルが出てこなくても、こうやって久しぶりにみんなと会えたことが本当にうれしい」と、28年前にタイムスリップしたかのようにおしゃべりを楽しんでいました。
そして、いよいよ掘り起こし開始です。タイムカプセルを埋めた時の写真を参考にしながら、当時の園児(年中・年長)で現在は32~33歳となった”子どもたち”が中心となってスコップやクワで地面を掘っていきます。
しかし、掘れども掘れどもカプセルは出てきません。2月とはいえこの日は雲一つない快晴。作業をしている人たちの額には汗が輝いていました。
1時間ほどが経過し、徐々にあきらめムードが漂ってきたそのとき、あきらめずに黙々と掘り続けていた当時年中児クラスだった男性が緑色のビニールを発見。見事タイムカプセルを掘り起こしました。
28年前のタイプカプセルから出てきたのは、乳幼児用のおもちゃや、記念式典関係の資料、記念式典当日の日付の新聞など。中には保育園に寄贈された男児用の短パンもあり、たまたま手に取った元職員が短パンに書いてある名前を見て、「あらやだ、うちの息子のじゃない!」と驚く一幕も。その一つ一つのものを確かめる中で、過去の保育園の光景が蘇ったようで、現場は温かい空気に包まれていました。
最後は全員満面の笑みで記念撮影。28年ぶりのタイムカプセル掘り起こしイベントは大成功に終わりました。