オリンピック・パラリンピック教育の一環で、オリンピック陸上男子マラソンのメダリスト、エリック・ワイナイナさんが令和2年2月18日（火）、区立豊葉の杜学園を訪れ、児童・生徒たちと交流しました。

　ワイナイナさんは母国ケニアから高校卒業後に単身で来日。コニカ陸上部に所属し活躍すると、アトランタオリンピックに出場し、銅メダルを獲得しました。さらに、続くシドニー大会では銀メダル、アテネ大会では7位に入賞するなど輝かしい実績を誇る名ランナーです。

　ワイナイナさんは、3年生から8年生の児童・生徒たちに向けた講話で「私は”Never give up”という言葉が好きです。スポーツでも勉強でもあきらめなければ何度でもチャレンジできます」と語りかけるとともに、質疑応答では「丈夫な体を作るためにどんなものを食べていましたか？」「オリンピックに出場した時は緊張しましたか？」といった質問に、一つ一つ丁寧に答えていました。また、リクエストに応じて子どもたちの周りでスピード感あふれる走りを見せたり、オリンピックで獲得した二つのメダルを特別に披露したりすると、会場からは大きな歓声が上がっていました。

　続いて行われた5年生の体育の授業では、”ワイナイナ先生”として登場。児童たちと一緒にランニングしたり、速く走るためのトレーニング方法を伝授したりしました。児童たちは「ワイナイナさんは優しくて格好良かった！」「自分もたくさん練習して速く走れるようになりたい」といった感想を話し、世界的なトップアスリートとの交流から多くのことを学んだ様子でした。