日本最小のタカ「ツミ」が小学校に営巣

更新日:令和2年6月15日

卵を守るツミ

桜の木の上のツミの巣 営巣中に落としたと思われるヒマラヤスギの小枝 桜の木の下の丸太小池

 区立旗台小学校(旗の台4-7-11)の桜の木に、日本最小の猛禽類「ツミ」が巣を作り、卵を温めています。

 ツミの巣作りに気が付いたのは、同小の学校コーディネーター木所さん。桜の木の下にある小池の中にヒマラヤスギなどの小枝が落ちていたことから、木を見上げると巣があったとのこと。観察を続けると、巣の中に卵2個を確認。木所さんは「品川区では、3月から5月まで学校が休業していたため、静かな環境が気に入ったのではないか」と語り、梶校長も「昨年は、オナガが校内の梅の木に巣を作り、雛をかえしました。今年は、ツミの卵がかえり雛が巣立ってくれるのを楽しみに見守っていきたい」と話しています。

 ツミは、タカ目タカ科ハイタカ属に分類される鳥類で、北海道から四国まで広く繁殖。最近では、公園や街路樹など都市部でも見られます。