日本最小のタカ「ツミ」がふ化

更新日:令和2年7月22日

ツミのメスと3羽のヒナ

母鳥と雛鳥雛を抱える母鳥同じ方向を見る母鳥と雛鳥

メスのツミと3羽のヒナ母鳥と雛と卵

 区立旗台小学校(旗の台4-7-11)の桜の木の上で、日本最小の猛禽類「ツミ」がふ化しました。

 6月に同校の桜の木の上に巣を作り、4個の卵を温めていたツミ。最初に巣を発見した同小の学校コーディネーター木所さんが子どもたち等と一緒に卵がかえるのを見守っていましたが、7月15日(水)に最初の1羽目が誕生。翌日にもう1個の卵がかえり、20日(月)には3羽の雛の元気な姿が確認できました。

 木所さんは、ツミの親子の様子を観察。「卵がかえる時期がだいぶ遅かったので心配していたが、親鳥が抱卵をあきらめていなかったので必ずう化すると思っていた。最後の1羽も無事にかえってくれると」と話しています。また、その時々の生態を写真に撮り、巣の様子が観察できる同校の廊下に壁新聞のように展示しているので、母鳥のかげに隠れてひなが見られなくても写真を見ながら「かわいいね」「今。お母さんのおなかの下だよ」と、友たち同士で話題にしています。

 ツミは、タカ目タカ科ハイタカ属に分類される鳥類で、北海道から四国まで広く繁殖。最近では、公園や街路樹など都市部でも見られます。旗台小学校に営巣したのは、今年が初めてです。

※ヒナが3羽の写真は旗台小学校提供