認知症講演会「認知症とともに生きる~「今」を「豊か」に暮らしていくために~」開催

更新日:令和2年11月9日

講演会の様子

3人での対談の様子 柿下秋男さん 丹野智文さん 岩田美枝さん
東京医療保健大学 相生会町会 伊藤町会長 浅川係長とくるみちゃん
 認知症講演会「認知症とともに生きる~「今」を「豊か」に暮らしていくために~」を2020年11月8日(日)、東京医療保健大学で開催しました。

 初めに、地元相生会町会の伊藤会長が「今日は、認知症と診断されても豊かに生活している方々の話を聞いて、これからのご自身の暮らしに生かして欲しいと思います」とあいさつ。
 講演では、認知症と診断された本人(柿下秋男さん、岩田美枝さん、丹野智文さん)が、自身の気持ちや現在の活動について語りました。その後、3人で対談し「当事者同士で話すことで、困りごとを解決するヒントを得られることもある。他者に与えられるのではなく、自分で選ぶことが大切」と話し、「認知症になっても、よりよく生きることができるということを知って欲しい」と参加者に呼びかけました。
 質疑応答の後、職員が品川区の認知症に関する事業と品川区認知症対策普及啓発キャラクターくるみちゃんを紹介し講演会を終了しました。

今年は、新型コロナ感染症予防の観点から定員を半数以下に設定したため、講演の様子を手話通訳付きでYouTubeライブ配信を行ったほか、12月26日(土)にケーブルテレビ品川区民チャンネル(11ch)で、さらに27日(日)から翌年1月24日(日)まで品川区公式YouTubeしながわネットTVでも公開を予定しています。

【ケーブルテレビ品川 放送情報】
放送 :区民チャンネル(11ch)
放送日:令和2年12月26日 午後8時~9時30分
番組名:認知症講演会~認知症とともに生きる~

【登壇者】
 品川区在住の認知症本人大使 希望大使 柿下秋男さん(67歳)は、2014年頃MCI(軽度認知障害)と診断。日本認知症本人ワーキンググループやみんなの談義所しながわに所属し活動しています。
 品川区内の書道教室で30年以上指導をしてきた岩田美枝さん(81歳)は、2016年に認知症を発症。翌年からグループホームに入所し、2019年より施設内で地域の子どもたちに書道を教えています。
 39歳の時に若年性アルツハイマー型認知症と診断された丹野智文さん(46歳)は、会社員として勤務しながら、不安を持っている本人のためのもの忘れ総合相談窓口「おれんじドア」を設立。現在実行委員代表を務めています。