白衣を着て研究「HYM(豊葉の杜学園)科学研究所」開催

更新日:令和2年11月6日


牛乳の成分をテーマにした研究の様子

池の生物をテーマに結果表を記入する様子 講師からアドバイスを受けている様子 研究している生徒の様子

カブトムシの蛹に周波数による刺激を研究する様子 作成中の結果報告書 研究室全体の様子
  
 区立豊葉の杜学園(二葉1-3-40)で令和2年11月6日(金)、HYM(豊葉の杜)科学研究所の活動が行われました。

 HYM科学研究所は、児童・生徒に活躍できる学習の場を提供し、一人ひとりが自主的に科学をテーマに課題を見付けて研究活動に取り組むことで、新たな発見そして積極的に取り組む力を身に付けることを目的に、令和2年度から始まりました。
 メンバーは、研究計画書を提出し、選抜された同校の5年生から9年生までの生徒・児童5名。白衣を着用し研究員として、金曜日の放課後や土曜日に月3~4回活動しています。

 講師に、品川コミュニティ・スクールの校区教育協働委員会の委員で、理科の学識経験者である牧野順子先生を招き、研究テーマに沿った子どもたちへの指導・助言をしています。

 同研究所の部長である9年生の吉田さんは、「たんぱく質をいかに分解し、給食用牛乳パックの臭みを減らして環境改善につなげられるか」をテーマに、実験をとおして細菌の変化量などを研究しています。吉田さんは「学校で好きな科学研究に取り組めることは貴重な経験です。今回の研究で終わりではなく、将来はSDGsにつなげられるよう取り組んでいます」と熱く語りました。

 その他「カブトムシの蛹が出す周波数」や「池の微生物の仲間分け」など研究員5人それぞれが自分で考えた課題に対し、12月の研究成果発表会に向け活動を続けています。

 同校二宮校長は「本校では、児童・生徒の特技や好きなことを伸ばし、お互いに高め合うことで学校全体の活性化を図っています。また、品川コミュニティ・スクールの制度を活用し、外部の専門家を講師に招いて活動することで、教員にも負担をかけず、専門的な知識を伝えることができています。児童・生徒の自主的な取組を学校として応援し、生かしてあげたい」と話していました。