「品川海苔PR動画」第2回 地域プロモーション大賞 箭内道彦賞 受賞

更新日:令和2年12月14日

品川海苔PR動画

 品川区が令和2年「海苔の日」(2月6日)に公開した「品川海苔PR動画」が令和2年12月14日(月)、第2回地域プロモーション大賞(主催:一般財団法人地域活性化センター)の動画部門で箭内(やない)道彦賞を受賞しました。

 地域プロモーション大賞とは、一般財団法人地域活性化センターが行っている地域プロモーション事業の一つ。令和元年度より、優れたPR 動画やパンフレットを表彰しており、今回で2回目となります。動画部門とパンフレット部門があり、応募作品数と受賞作品数は以下のとおりです。
・動画部門  :応募作品数125点、受賞作品数8点
・パンフレット部門 :応募作品数107点、受賞作品数8点

 今回、箭内道彦賞を受賞した「品川海苔PR動画」は、平成30年度、区民など30人が参加した品川区魅力発信ワークショップ「Discover SHINAGAWA」にて最優秀賞を受賞したアイデア「品川海苔 大復活プロジェクト」をもとに、区内の各海苔店6店から焼き海苔の協賛を募り、区民の切り絵アーティスト、田中良平さんが焼き海苔の切り絵作品を制作し、区が動画にしたもの。海苔の切り絵による自治体PR動画は全国初です。

 18世紀初めには品川での海苔養殖が始まり、品川の海苔が浅草に運ばれ「江戸名産浅草海苔」として全国に知られました。また、品川の漁業者が発明した養殖方法が各地に伝わり、海苔の大量生産が可能になったと言われています。しかし、かつて栄えた品川の海苔養殖も、大東京港建設という目的のため、東京オリンピック開催を翌年に控えた昭和38(1963)年にその幕を閉じました。「品川海苔」とは、このような品川の海苔養殖の歴史や文化を表す総称です。

 「品川海苔」の歴史はあまり知られていませんが、「品川巻(海苔巻きあられ)」や品川宿の鉄火場(博打場)が発祥とも言われる「鉄火巻き」など、海苔養殖や猟師町、宿場町として栄えたまち文化は、現在も脈々と息づいています。区は、この動画を通じて、1964年東京オリンピックを前に幕を閉じた「品川海苔」を2度目のオリンピック開催に合わせて改めてPRしています。