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ファーム・エイド東五反田の取り組みが「認知症とともに生きるまち大賞」本賞を受賞
更新日:令和2年12月13日
NHK厚生文化事業団による第4回「認知症とともに生きるまち大賞」の表彰式が、令和2年12月13日(日)に東京医療保健福祉大学を会場にオンラインで開催され、本賞として品川区内の地域グループであるファーム・エイド東五反田の取り組みが表彰されました。
ファーム・エイド東五反田は、五反田地区を中心に2年前より地域住民、認知症当事者、医療、介護、学生、地元商店など様々な人たちが「楽しみながらつながり作りをする場」として立ち上げた取り組みです。認知症当事者の方々による講演会や、マルシェでの販売など多様な活動で地域を盛り上げています。
選考基準は、”共生社会に向けた先駆性・オリジナリティー”、”認知症当事者が望む活動を本人が共に進めているか”、”活動が多様な人々と共に進み、地域に広がっているか”、”他の地域への応用可能性”の4点で競われ、今回は全国から26の事例が寄せられました。
表彰式にて、永田 久美子(認知症介護研究・研修東京センター研究部長)選考委員長は、「コロナ禍においてこの時代の先を作り出していくポテンシャルのある活動を重点に、ともに生きるとは何か、認知症本人とともに考え希望を持ちながらつくる、暮らすこの街ならではの特性を生かした取り組みを中心に選出しました」と講評しました。
本賞の受賞に際し、ファーム・エイド東五反田からは、「都会であるためにつながりが希薄であり、それぞれで活躍している人をどうのようにつなげていけるかが課題である。しかし、この活動を通じて当事者が地域に発信しやすくなったとの声もあり、今後も継続していきたい」と受賞の喜びを語りました。
ファーム・エイド東五反田の取り組みは来年も継続して実施する予定です。