しながわ水辺の観光フェスタ特別企画「しながわ手話でサッカー教室」

更新日:令和3年11月7日

子どもたちの集合写真
  
  
  

 「しながわ手話でサッカー教室」が令和3年11月7日(日)、しながわ水辺の観光フェスタ特別企画として天王洲公園グラウンド(東品川2)で行われました。

 講師は、デフサッカー日本代表監督として采配をふるう傍ら、品川区でサッカースクールを運営し、子どもへの指導を行っている植松 隼人さん。
 今回の企画は、聴こえない子も聴こえる子も一緒にサッカーを通じて交流を楽しむことを目的に開催。地元少年サッカーチームや、植松さんがコーチを務めるサインフットボールチームの子どもたちが参加しました。

 まず、ボールを使用した鬼ごっこやゲームに挑戦。子どもたちは所属チーム関係なく、交流しながら楽しんでいる様子でした。
 その後、植松さんから「ありがとう」「いいね」「拍手」などサッカーでも使える簡単な手話を学びました。
 最後は、チームごとでの練習試合です。子どもたちは真剣な表情で取り組んでいました。

 また、子どもたちに水辺の魅力に触れてもらいたいという思いから、サッカー教室後に屋形船の乗船体験を実施。子どもたちは1時間ほどの水辺の周遊を心から楽しんでいた様子でした。

 イベントを終えて植松さんは「手話は聴こえない人の言語と思われがちですが、誰もが使ってよい言語だと思っています。品川区手話言語条例が制定されたので、今回の”手話でサッカー教室”のように、スポーツを通じて交流する機会を増やしていきたいです。今後も聴こえる子と聴こえない子の関わりを増やし、交流を通じて混ざり合うことができるような社会を作っていきたいです」と話していました。


 ※「デフ」とは英語で「deaf(聞こえない人、聞こえにくい人)」という意味で、ろう者(デフ)サッカーとは、聴覚障がい者のサッカーであり、競技中は補聴器を外すことが義務付けられていることから「音のないサッカー」の愛称で呼ばれています(日本サッカー協会のホームページから引用)。