山中小学校 物語に登場する料理を給食で~子どもたちのアンケートでメニューを決定~

更新日:令和3年2月8日

給食を食べる6年生

この日の献立 配膳の様子 授業の様子
子どもたちの意見を求める板書 AOOMで調理室と会話 
手紙を書く1年生 配膳の様子 給食一人分

 令和3年2月8日(月)、品川区立山中小学校(大井3-7-19)で「本の中に出てくるお料理を給食で食べよう!」という取り組みが行われ、子どもたちからのアンケートにより「フルーツポンチ はいできあがり(角野栄子・作 ポプラ社)」から「フルーツポンチ」が給食メニューに登場しました。

 この取り組みは、品川区立学校の図書館部会が企画し、今年度は3校で実施。各校それぞれの方法で物語の中の料理を給食に取り入れました。山中小学校では、子どもたちにアンケートを実施し、食べてみたい料理が出てくる絵本・物語を推薦する方法で実施。今回は、6年生の内藤夏海さん推薦の「フルーツポンチ はいできあがり」に決定しました。この物語は、ネズミの“チ”が、病気の弟のためにおばけのアッチに頼んですてきなフルーツポンチを作ってもらうストーリー。内藤さんは、「選ばれるとは思っていなかったのでうれしいです。この本は、1年生の時に読んで覚えていたもので、給食でフルーツポンチが食べたいな、と思って応募しました」と話してくれました。

 同校で、給食にフルーツポンチが登場したのは初めて。初めてのフルーツポンチは大好評で、3年生の男の子は「給食で初めて食べた。おいしかった!」と大満足の様子でした。

 また、1年1組では給食前の国語の授業で読み聞かせを実施。おばけのアッチが、どのような気持ちで料理をしたかを話し合った後、給食室の調理員がどんな気持ちで調理しているかを想像し、感謝の気持ちや給食の感想などを手紙に書きました。

 給食業務を行っている小林 栄さんは、「たくさんの本を読んで心に栄養を!給食を食べて体に栄養を!おいしく食べてください」と、お昼の放送で放送委員を通じて子どもたちにメッセージを送りました。

 区立図書館もこの取り組みを応援。「おいしいおはなし めしあがれ」のブックリストを作成するとともに、一部の図書館でブックフェアを開催しています。