東日本大震災から10年 品川区被災地支援職員ボランティア「みゃっこ隊」が記念植樹

更新日:令和3年3月14日

みゃっこ隊メンバーと品川総合福祉センター関係者
 植樹するセンター利用者とみゃっこ隊家族 植樹するみゃっこ隊家族
植樹式典 挨拶する小野理事長 挨拶する鈴木代表 挨拶する利用者の伊藤さん
植樹する穴を掘る子ども 植樹するしながわ役立ち隊メンバー 植樹されたツツジと銘板
 令和3年3月14日(日)、品川区被災地支援職員ボランティア「みゃっこ隊」が東日本大震災10年の節目に、岩手県宮古市から取り寄せた富岡町の町花ツツジ50株を品川総合福祉センター(八潮5-1-1)に植樹しました。

 みゃっこ隊は、宮古市に派遣されていた区職員と被災地で自主的にボランティア活動を行っていた職員らの有志で構成した東日本大震災の被災地支援を目的としたボランティア組織。グループ名は、区と災害時相互援助協定を結んでいる宮古市と富岡町(白虎隊)から命名し、復興への道のりがまだまだ遠い現状を伝え震災で得た教訓や想いを風化させずに「未来」へつないでいこうと現地の水産業者等と協力した物産販売やPR、パネル展などを、区内各地で行われるお祭りやイベントなどで行ってきました。

 植樹式で、みゃっこ隊の鈴木代表が「今回の植樹にあたり、宮古市の森林組合の方々に、蜜に毒のないドウダンツツジを選んでもらいました。花が咲くたびに東日本大震災のことを思い出していただければと思います」とあいさつ。社会福祉法人 品川総合福祉センターの小野常務理事は「被災地支援には、みゃっこ隊の皆さんと一緒に参加させていただいてきました。被災地の復興事業はまだまだ先が見えません。これからも被災地の皆さんと思いを一緒にしていきたいと思います」と話しました。

 その後、みゃっこ隊のメンバーとセンターの職員・利用者、青少年地域貢献活動支援事業のボランティア「役立ち隊」のメンバーも一緒に植樹。子どもたちも一緒になって、青空の下わきあいあいとツツジの株を植えました。

 同センターの利用者でかもめ園の伊藤さんは「私たちは、毎年のお祭りに皆さんが来てくれるのを楽しみにしています。被災地支援だけでなく、センターの利用者に楽しい時間をいただきありがとうございます。花が咲いたら見に来てください」とみゃっこ隊のメンバーにお礼の言葉を伝えました。

 みゃっこ隊は、被災地支援だけでなく交流を続けることにより震災の記憶を風化させないためにも、これからも細く長く地道に活動を続けていきます。