東日本大震災を忘れない 第一日野小学校で「きぼうのとり」朗読会

更新日:令和3年3月22日

佐藤アナウンサーの朗読に聞き入る児童
報道写真のパネルに見入る児童ら 被災地の写真を見せる五関校長 真剣な表情で朗読を聞く児童ら
城南信金の理事長らに直接質問に行く児童も 報道写真のパネルを指さしながら鑑賞 報道写真を説明する長野本店長
テレビ朝日アナウンサーの佐藤ちひろさん 佐藤アナウンサーに朗読の感想を話す児童 「きぼうのとり」を第一日野小学校に寄贈

 東日本大震災で被災した子どもたちの成長を描いた絵本「きぼうのとり」の朗読会が、令和3年3月22日(月)に第一日野小学校(西五反田6-5-32)の3年生を対象に行われました。

 今回の朗読会は、城南信用金庫(本店:西五反田7-2-3)が震災報道のパネル写真16枚を同校に寄贈したことをきっかけに企画。子どもたちに震災の悲惨さと、被災から立ち直ろうと努力を続けている人間の力強さを伝え、震災の記憶を風化させずに未来に繋げていくことを目的としています。

 「きぼうのとり」は、地元紙の福島民報社が、東日本大震災と原発事故を子どもたちに伝えようと制作しました。朗読を担当したのは、自身も中学1年のときに南相馬市で被災した経験のある、テレビ朝日アナウンサーの佐藤ちひろさん。「きぼうのとり」は福島民報社のホームページで動画版を閲覧できますが、その動画内の朗読も佐藤さんが担当しています。

 朗読は、パネル写真が展示されたメディアセンター(図書室)で実施され、子どもたちは、佐藤さんの朗読に真剣に聞き入っていました。
 また、朗読後には展示されたパネル写真を鑑賞。時には、案内役を務めた城南信用金庫の川元理事長や長野本店長に質問をするなど、関心を持った様子でした。

 子どもたちは「パネル写真を見比べて、あの震災から10年というのが、長くも感じるし短くも感じました」「地震はとても怖いと思った。でも、みんなの力でまちを戻そうと頑張っているのがすごいと思いました」などと、感想を話していました。